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イナズマイレブンGO AnotherEdition
第1部 シード編
第3話『海龍発動』
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隼総って奴のように化身を出す時みたいな感じで!高いパワーを解放!みたいな感じで」
「う〜ん、何かよくわかんないけどとりあえずもう一回やってみるよ」
浪川に言って見たものの、あまりイメージはできない。パワーを解放、何をどうすればいいのか、少しだけ悩んでしまう。
「(力を出し切る。何をどうしたらいいのか、とにかく体全体に力を込めるか……)」
確かに考え直してみると、ただただ足に力を込めてシュートを放つだけだった。化身を出す時のような感覚、溜め込んだ力を一気に解放するようなあの感じ。
「(体全体に力込めるか、体全体に力を込めるってどうしたら……)」
「おーい、まだかーっ?」
「今考え中だよ!!」
考え事をしてる時に、急かすような浪川の言葉につい苛立ち気味に地面を力強く踏みながら声を荒げてしまう。
「!!」
「?、どうした龍野?」
「何でもない。でも、コツ掴めた気する」
「へぇ〜」
「行くぜ!!」
何か掴めた様子で、龍野の表情には笑みが浮かんでおり、浪川も何か掴めた様子の龍野に、期待を込めながらそのシュートを見守る。
「(コツは掴めた。まずは左足で地面力強く踏んで体に力を込める!!!)」
左足で地面を蹴りつけるように”ダン!”と大きな音を立てながら力強く踏み、力強い足踏みで体により一層力を込められる。そして地面を強く踏んだ瞬間、足元から突然吹きだす水、それは波となり、人一人分覆い隠してしまう程の波。それは龍野の正面を覆い隠す。
「あれは!?」
「(こっからだ!体全体に込めた力を一気にぶちこむ!!)」
体全体に込めた力全てをボールに叩き込み、より一層”バチバチッ!”と強力な雷を纏ったシュート。それは目の前の波を突っ切った瞬間、ボールは水と雷を纏っており、その強烈なシュートは真っ直ぐゴールへと突き刺さり、あまりの威力に地面に転がるボールはまだ少し電気を帯びていた。
「は、ははははは!!やった!やった!!完成だーっ!!!」
文句なしの威力。必殺シュートとして十分すぎる程のパワー、その必殺シュートの完成に拳を突き上げながら、歓喜の声を上げた。
「はは!やったじゃねぇか!龍野、それがテメェの必殺シュートか!」
「へへ、水と雷を纏ったシュート、名付けて!『スプラッシュボルト』だ!」
「ふ〜ん、まぁまぁネーミングじゃねぇか。とにかくそれがお前だけの必殺技。並みの奴等は決して止められねぇ強力なシュートだ!」
「本当に!?」
「あぁ、俺が保証する!」
偽りなくそう言ってくれた言葉はとても嬉しく、何より練習に付き合ってくれた彼の期待に少しだけ応えられたような気がした事が一番嬉しかった。だが、笑っていた浪川の表情はす
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