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イナズマイレブンGO AnotherEdition
第1部 シード編
第3話『海龍発動』
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」
「いいから!」
「分かったよ。でも手加減しないぜ?」
言われるがまま、もう一度シュートの態勢に入る龍野。そしてゴール前に浪川が立ち、「来い!」という言葉を合図に、そのまま先程のように雷を纏わせたシュートが放つ。”バチバチ”とボールに帯びた電気が地面に火花を散らす。それでも浪川はそのシュートに対して、一切退く事なく打ち返そうとそのシュートを蹴りつける。
「(……やっぱりな)」
そのままボールを押し返し返していくと、龍野のシュートを蹴り返し、打ち返されたボールはそのまま龍野の後ろまで転がっていく。
「えっ?」
「……やっぱり俺の思ってた通りまだそれは必殺シュートと呼べる代物じゃねぇな」
「そ、そんな……でも見てたろ?あのシュート!練習して、より精度も上げたし技としては完璧に仕上げたんだぜ!」
「良いから聞け。俺はお前の言うとおりシードつってもフォワードだから、キーパーとしてはそんなに才能はない。その俺に止められたって事はパワー不足意味する」
「そ、そんな……あ、あんなに練習したのに……」
「落ち込むな!俺は「まだ」と言ったんだ!」
「えっ?」
「その技は未完成、だけどな、完成すれば俺だけじゃねぇ。ここにいる正式なキーパーも簡単に止める事のできねぇ強力な必殺シュートになる筈だ!」
「本当に!?」
「おぉ。そうときまれば今日の練習内容はそのシュートの完成で決まりだな!」
「頼む!!」
必殺技の完成を目指しての特訓。手始めに浪川は自分の必殺シュートであるフライングフィッシュを披露し、その力強いシュートは自分のシュートとの圧倒的な差を見せつけたが、それは負けず嫌いな龍野の闘争心に火をつけ、「浪川以上の必殺シュートを見につける!」そう心に強く誓いながら、何度も何度もシュートを放つ。
「今度こそ!!」
蹴り上げられたボールはより純度の高い雷を纏ったシュート。威力も増しているが、それでも浪川はまだまだ、と言わんばかりに首を横に振り、龍野自身も先程の浪川のシュートに比べ、まだまだ自分のシュートはパワー不足である事を自覚しているのか、満足してはいない。
ボールを蹴り初めて既に長時間になるが、しかし先程のシュートよりもボールの威力が上がる事はなく、次第に息詰まり始めるが、ふと浪川が龍野に一言掛ける。
「龍野、テメェのシュートは何て言うかボールに込める力じゃなく、お前の体事態に込める力が地理ねぇ気がする」
「はぁ!?それってどういう意味だよ?」
「俺も教える柄じゃねぇから、うまく言えねぇけど、まぁもっと体全体に力を込めてみろ」
「体全体に力込めろって、俺ずっと本気で」
「嫌、もっともっと!力を出しつくす感覚で!ほら、あの
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