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イナズマイレブンGO AnotherEdition
第1部 シード編
第3話『海龍発動』
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れている友達の期待にも早く答えてやるんだな」
「えっ?それって浪川の事?」
「頑張るんだな」
「はい!」
自分の事全ては聖帝にはお見通しの様子だが、龍野は聖帝に言われた通り、自分に期待してくれている人のために、ただただシュート練習を続行していく。
*
「(聖帝の言うとおり俺もそろそろ必殺技か何か習得しないと)」
この前の訓練試合で磯崎が最後に見せたように自分も何か技を身につけたい。そうすれば、自分はより強くなれる。自分がそれを習得できるできないは別として、ただただ次のステージに進むためには何が何でも習得したかった。そして蹴り始めて数時間後……。
「おらぁッ!!」
渾身の力を込めてボールを蹴りつけてシュートを放った際、一瞬だけだが、ボールが”バチバチッ”とまるで雷を纏ったかのように電気を帯び、すぐにその雷は消えてしまうも、確かに手応えはあった。
「い、今のって……」
まだ必殺技として呼べる代物ではない。しかしそれでも先程のシュートをもっと練習すれば、先程以上の精度で放つ事が出来れば、間違いなく必殺技として申し分のないシュートとなる筈。そう思うと、より一層シュート練習に励んだ。
「行ける!この調子なら、俺!絶対必殺シュート習得してやる!!」
*
「よぉ、今日も早速やるか?」
訓練時間も過ぎ、訓練生達は続々と帰る時間帯。しかしそれでもいつものように残って自主練をしようとグラウンドに行くと、待っていたように浪川の姿があった。
「勿論!でもさぁ、それより浪川聞いてくれよ!俺ついに必殺シュート習得したかも知んない!」
「へぇ〜、そりゃすげぇじゃねぇか。早速そのシュート見せてくれよ?」
「いいぜ、見てろよ俺のシュート!」
言われるがまま、浪川から投げ渡されたボールをグラウンドに置くと、渾身の力を込めてボールを蹴り、ゴールに向けてシュートする。そのシュートされたボールには訓練していた時よりもより強力な雷を纏っており、雷を纏うそのシュートは真っ直ぐゴールへと突き刺さる。
「へっ!どうだ!!」
技の精度はより上がっており、必殺技として申し分のないシュートの筈。自慢げに披露する龍野だが、見ていた浪川はなぜか腕を組んだまま、どこか難しい顔をしていた。
「……龍野、今度は俺がゴールに立つ。それでもう一回シュートしてみろ」
「えっ?ゴール立つって事はキーパー代わりをするって事?」
「そーいう事だ。キーパーありの状態で、そのシュート決めれるかどうか、試すのにいいだろ?」
「でも浪川、キーパーじゃないんだろ?自分で言うのも何だけど結構パワーのあるシュートだと思うし、いくらシードでも止めれんのか?
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