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イナズマイレブンGO AnotherEdition
第1部 シード編
第3話『海龍発動』
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た隼総の強烈なシュートがゴールへと向けて放たれる。
化身を発動させてのシュートは並みの物ではない。あまりの威力とスピードにボールは風を突っ切り、受け止めようと体全体でブロックするキーパーだが、勢いは留まる事を知らない。ブロックしたキーパーごとゴールへとボールを叩き込む。
「ぐあああっ!」
「ふん、これが俺の力だ」
悠々とその場から立ち去っていく隼総、その光景に思わず絶句してしまう。試合を行方を見届け終えると、その場に居たプレイヤー達はその場を後にしていき、浪川は龍野に聞かれる前から、隼総の事について知ってる事を語っていく。
「あいつは元々、上から実力も認められてシード候補となり、そして化身まで生み出したんだ。候補ではなく、シードになるのはもう確実だと言われている」
「すげぇ」
「数週間以内、訓練生達の成績を元に、聖帝がシードになる者を正式発表するらしい。お前も次の試合の時に結果を出せば、必ずシード候補として、名が上げられシードとなれる筈だ」
「いや、まだ俺に早いんじゃ……?」
「聖帝にも言われたんだろ?喰らいつくような勢いがあればできるって。早いとか、んなこと言ってる間なんてねぇぞ!シードになるなら、ただ必死になれ!」
「分かってるよ。じゃぁまた今日訓練後、練習付き合ってくれよな?」
「はぁ〜、そろそろ俺も用事済ませた等、早めに帰りたくなったんだがな」
「えぇーーっ!?」
「ハハ、冗談だよ」
軽い冗談を交わしながら、一旦浪川と別れると、また今日の訓練をこなすため自分も個人練習用のグラウンドへと上がっていく。
「はぁっ!!」
シュートの訓練、ただただ力の限りゴールに向けて力強く、より正確なシュートを何発も何発も叩き込む。
「やっているようだな」
「!、聖帝!!何でここに?」
「少し様子を見に来ただけだ。どうだった?観戦は?」
「えっ?はい!最初見た時は圧倒されるばかりでしたけど、でもかっこよかったし、俺もできたら化身を宿したいです」
「フ、だが分かってると思うが化身は誰それと出せるものではない」
「……ですよね。ただの俺の高望みですから、今のは気にしないで──」
しかし、と付け足すように言う聖帝は和樹の言葉を遮り、さらに続けていく。
「可能性の大小に関わらず、常に上を目指す者ならば決して可能性は0ではない」
「!」
「上を目指すかどうかは個人の自由だがな」
「はい!」
「まぁそれはともかく、君の成長スピードは私の予想以上のようだ。そろそろ必殺技でも習得してみたらどうだ?」
「はい、まぁまずはそれからですよね」
「あぁ。君に期待しているのは私だけじゃない、練習に付き合ってく
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