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ONE PIECE NOVEL -SHISHI BREAK STORY-
第11話 シシ対3大将
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のような忘れたくても忘れられない顔を忘れられたんじゃ、頭にもくるよな。他の奴らも全員が『ああ…うんうん…』って納得してたし……

「イワさん、それよりもせっかく広場への道を開けたんだ。そろそろ行くとしよう。」

「そうだよイワちゃん!!壁が崩れたんだ!!早くエースの所へ急ごう!!」

「ハッ!ヴァターシとした事が…つい……まあ、くまの事はこれぐらいにしておいて、分かっチャブルよ!麦わらボーイ!!シシボーイ!!」

「それじゃあ、行くとするかのう。」

俺とルフィはイワさんを宥めると、広場へと突入する。するとそこには……

「あらら……ついに来ちゃったな。悪いけど、ここを通すわけにはいかないよ。」

「ドラゴンの息子ォ……!!こっから先は1歩も通さんけぇ。」

「……ここからはわっしらが相手だよォ〜。」

海軍大将である3人が俺達の前に悠然と立つ姿に俺以外の3人は驚きや苦い表情を浮かべる。

「くそォ…あと少しだって時に!!…だけど、やるしかねェ!!」

「まさか、3大将全員がここに来てるとは…こりゃあ、厄介じゃのう……」

「正に絶体絶命ダッチャブルね!!」

そう言いながら構えを取る3人だが、その前にスッと俺は歩み出た。

「「「シシ(ボーイ、君)?」」」

「3人共、ここは俺に任せて先に行ってくれ。」

「「「な!?」」」

「「「!!」」」

突然の俺の行動に疑問を浮かべる3人だったが、次の俺の言葉に驚きの声を出し、3大将もその発言にやや驚きの表情を見せた。

「何言ってんだよ!!おれも戦うぞ!!」

「無茶じゃ!!大将1人でさえ、相当な実力を持っとる!!それを3人同時に相手にするなんて……!!」

「いくらヴァナタに実力があっても、さすがに無理ダッチャブル!!」

俺は頭の中で『やっぱり、反対するか…』と思う。それもそうだろう…1人で大将3人を相手をするなど、『白ひげ』でも望んでする事ではない……自殺行為に等しい行為なのだ。

「大丈夫…この3人程度なら俺1人でも充分だ。それにそこの『赤犬』の野郎にはちょっとした『借り』があるんでな。」

「………」

俺の言葉に『赤犬』は無言で睨みつけるが、それに対して俺も睨み返す。

「それに…ここで大将達を抑えておけば、あとは処刑台までの厄介な敵は中将達だけだ。もちろんルフィ、お前のじいちゃんもな?」

「……でもよ!!」

そう言ってルフィに俺は笑いながら話しかけるが、納得できない様子でルフィは食い下がる。

「それに約束したろ?『エースを救出した後に仲間になるか返事をする』……その約束を果たすまでは俺は誰にも負ける気はねーよ。だから、ここは俺に任せて行け!!ここにはエースを救うために来たんだろ
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