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ONE PIECE NOVEL -SHISHI BREAK STORY-
第11話 シシ対3大将
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光景を見ていたマルコも驚きを隠せず、傍にいる『白ひげ』へと話しかけると『白ひげ』は頷き、即座に次の指示を出した。

「ああ!!……野郎共!!広場の近くにいる奴はそのまま突っ込め!!ジョズ!!『切り札』の準備を始めろ!!」

「おう!!」

「いいか!!これから広場へ突入する!!シシの奴が言うには、奴らは次にこの足場を狙ってくる!!全員、準備だけはしておけ!!………………!!」

「「「おう!!!」」」

活気づく海賊達を見ていた『白ひげ』は突然、胸に軽い痛みを感じて誰にも見えない様に、その部分を手で押さえた。

「(ちっ……こんな時に来るとはなァ。だが、ここで倒れるわけにはいかねェな……『息子』の救出と仇を討つまでは……)」

押さえていた手を退かしながら、『白ひげ』は処刑台にいるエースへと視線を向けた。


















「よし!これで広場への道が出来たな。これならあの時よりは容易く、突入できるだろう。」

『包囲壁』の破片を見ながら、俺は腕を組んでボソッと独り言を言うかのように呟いた。

「シシ!!……おい!シシ!!」

「ん?」

子供の様な甲高い声と共に足に何かがぶつかってくる様な感覚に俺は視線を下に向けると、身長が小さな子供と変わらない姿のルフィ…俺はちびルフィと呼んでいるが、そいつが必死に俺のズボンの裾を足で蹴っていた。

「どうした?ルフィ」

「どうしたじゃねェ!!何でお前は体縮んでないんだよ!?『3』はすっげェ強ェんだけど、その反動が厄介で体が縮んじまうんだ!!」

「何でって……俺はうまくコントロールしてんだ。お前もちゃんとコントロールすれば、俺の様に縮まないようになるさ。」

チートの俺にはそんな事は関係ないんだが……と思いながらも、それっぽい理由を言いながらルフィを見る……ゴムだから出来る技である『ギア2』や『ギア3』…特に『ギア3』はパワーにおいてはCP9のルッチやスリラーバークのオーズやモリア、シャボンディ諸島でのパシフィスタと名だたる強敵にも対抗できるが、その代償として『ギア2』の様なスピードは出すことが出来ない上に『骨風船』の名の通り、膨らませた状態の時は大きくなるが、それが抜けた状態では普通に状態よりも遙かに小さくなってしまう。

さらに厄介なのが膨らんでいた時間だけ、その間縮んでしまう事なのである。これが一撃で決まるような戦いならそれほど問題ではないのだが、これが長時間となると話は変わってくる。ルッチとの戦いがいい事例だ……空気が抜けた後の1分はゴムの特性は無くなり、殆ど戦闘不能となっている。あの時はギリギリで間にあったが、もし間に合わなければ確実にルフィの命はあそこで終わっていただろう。

なら、ル
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