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人造女神アリスディアと魔人少女達の戦い
始まりの終わりと終わりの始まりD
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ベアを身代わりにして、剣を防いだけど、もう1匹は剣に脳を突き刺されて死亡した。レッドベアに対しても剣で斬り裂いたけど、その硬い革で防がれる。

「ぶひっ!!」

 オークの命令によって、レッドベアが口を開いて赤い光を収束させて行く。私を殴ろうとするのでは無く、魔法で消し飛ばそうとしているみたいだ。でも、私は気にする事無く身体能力にもの言わせた貫手をレッドベアに突き刺す。強力な、生成出来る限界の猛毒を纏った手で、皮を溶かしながらだ。レッドベアの口から赤色の閃光が放たれる。この閃光は触れた物を焼き尽くす効果が有るらしいと街から持って来た本に書いてあった。普通の人族ならこれで殺せる威力が十分に有る攻撃魔法。しかし、私は魔人と呼ばれる魔物殺しの一族。

「さようなら」

 瞳に刻印されている紋章が強く輝き、レッドベアが放った魔法を全て吸収して私の力に変える。私はその力を毒の強化に充てる。これによって、瞬時にレッドベアが絶命した。自身の魔力には障壁も何も効きはしない。だからこそ、私達は魔物に対して圧倒的なアドバンテージが有る。

「ぶひひっ!?」

 驚き、恐怖に震えるオークの頭を斬り落とす。そして、そのまま髪の毛を使って解体して行く。その間に手を触れさせて、レッドベアから毒を抜き取る。それが終わるくらいには馬車の列が追いついてくるので、肉や毛などを積んでいく。基本的にリコリスの広域探査で敵を見つけ出して、私とイリスかイリヤが一緒に来て敵を殲滅するのがこれからのフォーメーションになるみたいだ。魔物に対して強い私達は容赦無く滅ぼして進んで行く。そして、山を降りてセベリル地方と呼ばれる所にある関所に入った。そこは問題なく通して貰えた。むしろ、まともに仕事もする気が無いのか、素通りだった。










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