遭遇戦
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姫巫女ってなんなんですか?」
そんな恐れ多い名前が付いているのですか!
恥ずかしすぎます。
「あの火事の時に居た皆がそういっていますよ?」
「わ、私には…………」
「いえ、貴方はまさに姫巫女です。その力と高潔さがなによりの証拠です」
「私、高潔なんかじゃないですよ…………?」
色々してますから。
「そんなわけないです」
は、話しを変えましょう。
「貴方はこれからどうするのですか?」
「はい。私にはもう親戚はいないので…………両親の残してくれるはずだった財産も燃えてしまいました。でも、大丈夫です。幸いどうにかなりますから」
「本当ですか?」
「はい。それでは、ありがとうございました」
小次郎君は去って行きました。
「本当に大丈夫なのでしょうか?」
しばらく、帰り道を歩き、途中で足が止まりました。
「…………やっぱり、大丈夫じゃないですよね…………助けたなら、最後ま面倒見ないといけませんよね…………」
龍眼を発動し、小次郎君の居場所を探し出して、そこに向かって私は走り出しました。
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