遭遇戦
[3/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「まだだよ」
「そうなのか?」
「おにぃさまがギアスを与えてないから」
「まあ、目覚めるまでMSの研究でもしてるか」
「うん」
二人が起きるまで待たないとギアスは与えられないから…………ね。
その後、エヴァさんと一緒に二人が起きるまでMSの設計図を弄っていた。
「この禍々しいフォルムがいいな」
「…………こっちも…………」
「ふむ…………次元連結システムか…………これを再現するにはクーの解析が必要だな」
…………次元竜の子供…………確かに良い研究素材。
「うん。でも、危ないことはだめだよ?」
「ああ、分かってる。データを取るだけだ。優しくする」
「ならいいか…………」
「「んっ。」」
そして、遂に二人が同時に覚醒し、此方に近づいてくる。
「「…………起きた…………(起きたか)」」
私とエヴァさんもかさなった…………作業中もシンクロしてたし…………共振のせい…………?
「「おはようございます…………」」
「身体はどうだ? 一応、成功はしたが…………」
二人は身体をたしかめている。
「「私の中に別の私を感じます」」
「…………それは多分二人とも…………」
「共振でさらに近く感じられるんだろ」
「「あとは身体が軽い…………咲(加奈)の思考が分かる。かぎり無く同じ考え…………」」
「凄いな。そこまでとは…………ちょっと怖いが」
その気持ち…………少しわかる…………でも、わたしもほとんど同じ状態。愛するおにぃ様と。
「じゃあ、最後に貴女達に魔眼をあげる」
「「…………(こく」」
一人にギアスを与え、一人には魔眼を与えた。咲にはギアスの未来が少し見える奴。加奈に殲滅眼(イーノ・ドゥーエ)を与えた。共振の力で二人共両目が同じ魔眼とギアスになったけどいいよね?
「隠密としてはかなり優秀じゃないか? 暗殺者としてもだろうが」
「…………うん、生存率も高そう…………よかった…………」
「「…………力の…………使い方が…………よくわかりませんが…………」」
「“俺が教える、お前たち双子の鵺をな。”」
「「私達は鵺ですね。よろしくお願いします」」
「“さて、まずは徹底的に実戦だな。お前達には戦闘技術やその効率の良いやり方が頭の中に入っているはずだ。後は、それを自分の物として昇華させるだけだ。よって、店が終わったら別荘で修行だ。後は俺とデートだな”」
「「?」」
「“簡単だ。妖怪達の保護に乗り出すから手伝え”」
保護?
相変わらず優しい…………。
「なんでまた?」
「“ああ。住処を奪われて不当に殺されてる妖怪もい
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ