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イナズマイレブンGO AnotherEdition
第1部 シード編
第2話『シードとなれ』
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イシド様が直接導いた選手であるってな」

「へぇどうも、そういうアンタは?」

「俺の名は磯崎研磨(イソザキケンマ)。今日はみんな聖帝が選んだ選手がどれほどの実力なのか、楽しみに見に来てる。まぁハンデとして必殺技は使わない事にしてやってもいいぜ?」

「フン、大口叩いて後悔すんなよ!」


「それでは二人共、今回のルールを発表する。試合形式は1vs1のボールの奪い合い、基本ルールは公式試合と同じ。制限時間30分。タイムアップ後にボールを最後にキープしていた方の勝利だ。いいな?」

「「はい」」

聖帝イシド立会いの下、まもなく始まる試合に構える二人。試合開始のホイッスルと共に中央に置かれたボールを互いに走り、取りに行く。




「もらったぜ!!」

最初にボールをキープしたのは磯崎。勿論ボールを奪われたまま黙ってる訳がなく、すぐさまボールを奪おうと磯崎の前に立ちふさがる。

「けっ!俺からボールが奪えるかよ!」

左へ動く見せかけ、右へ行くフェイントで龍野を抜くが、すぐさま体を反転させ、後ろからスライディングタックルでボールを奪い取る。

「へっ!どうだ!!」

「ぐっ!やるじゃねぇか!!だったら俺も本気を出さしてもらうぜ!」

スライディングタックルにより体勢を崩しながらも、すぐさま態勢を整えると、そのまま地面を強く蹴ると共に一瞬で龍野との距離を詰め、そのままスライディングでボールを奪い返し、強烈なタックルに思わず倒れてしまう。

「なっ!テメェ今の反則だろ?」

「はぁっ?今のは試合でもファウルギリギリでセーフになるよ、んな文句言ってる真にボール取り返した方がいいんじゃねぇの?まっ、俺の本気について来れるとは思えねぇがな」

「っ!ふざけんな!!」

ボールを奪われたのは一瞬の事。磯崎のスピードは最初の攻防よりもずっと高く、本気を出すというのはハッタリではない。悔しそうに拳を握りながら、起き上がるとまたボールを取りにいく。

「はっ!所詮新入りはまだまだ俺達の足元に及ばねぇんだよ!」

「舐めるな!」

先程のようにスライディングで奪いにいくが、今の磯崎に同じ手は通用しない。ボールを高く蹴りあげてスライディングで攻める龍野を飛び越えて避わす。

「!」

「けっ、実力は中級者程度、その程度で俺と張り合うなんて百年早ぇっ!」

「勝手に決めつけてんじゃねぇよ!俺だってこっからが本気だ!!」

とは言っても、既に最初から全力の龍野のその言葉はハッタリに過ぎない。何とか本気を出した磯崎のスピードに対応してはいるものの、既に半分の15分経過しても、ボールを奪い返されてからは一度も触れられない。

「ぐっ、ハァ……ハァ……まだまだぁっ!」

「何度や
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