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イナズマイレブンGO AnotherEdition
第1部 シード編
第2話『シードとなれ』
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「駄目だ。体力が尽き果ててで訓練をやり遂げる。それがシードの特訓だ」

「で、でも……もう、限界」

「ならば諦める事だな。まだ初日だから、そんな甘い考えを少しでも持っているなら即刻降りろ。シードの特訓は君には荷が重かった。ただそれだけで済む話だ」

「……会った時言いましたよね?俺、サッカー辞めたくないし!諦めたくない!!」

体力が尽き果て披露困憊になってもまだ立ち上がろうとする。起き上がろうと壁に手をついてでも立ち上がり、その様子に聖帝は少しだけ口元を緩ませた。

「それでは次の特訓に入るぞ?」

「はい!」









過酷な訓練ではあったが、その成果は2、3日程度ですぐに出た。体力は2、3日前の頃よりも遥かにつき、その証拠に重りをつけての練習も少し慣れていき、キック力も遥かに上がり、確実に龍野の身体能力は上がっていた。そしてここ2、3日で得た物は身体能力だけではない、具体的な事はまだ知らないがフィフスセクターがサッカーを管理し、サッカーによる廃校などを防ぐため少年サッカー法第5条を発表した事。そして聖帝であるイシドシュウジ、彼は昔違う名前でイナズマジャパンにも所属していたサッカー選手である事を噂で知った。


「かなり身体能力は上がっているようだな」

「はい!1日訓練こなす度に前までの自分を常に超えてる事を実感できて、最高です」

「そうか、訓練で君の身体能力は確実に向上している。まだ早いかもしれないが、そろそろ他のプレイヤー達と一緒に訓練をしていいだろう」

「他のプレイヤー?それって!」

「あぁ、シードとの練習だ」

言われるがままにイシドに連れて来られたのは、普通のサッカーグラウンドの約半分ほどの大きさのフィールド、その頭上にはガラス越しに観覧席のような物が設けられている。

「イシドさん、ここって?」

「ここはある程度訓練を積んだプレイヤー同士、ボールを奪い合う試合形式で対戦する場所だ。1vs1で競い合う事で互いに向上心を高める事を目的としている」

「は、はぁ。それはともかくとして、何で観戦席なのも設けられてるんですか?」

「試合の攻防、プレイスタイルを参考とする事でよりテクニックを高める。それを目的にあぁやって観戦席を設けた。しかし今日は少し観戦者が多そうだ。訓練試合とはいえ、下手なプレイをすれば見ている大勢のプレイヤー達の前で大恥をかくことになるぞ?」

「!、わ、分かってます!」

グラウンドに出ると、遅れて対戦相手となる選手もグラウンドに上がり、その対戦相手は紺色の髪に白いメッシュのような物が特徴的な選手。

『よぉ、テメェが最近入ったっていう龍野か』

「俺の事、知ってんの?」

「有名だぜ、聖帝
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