暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜豪運を持つ男〜
smille is best やっぱ笑顔が一番!!  〜その一〜
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た今も、ふと思い出してしまう。

「フレンド登録頼めば良かったなぁ・・・」


思わずそんな事を一人ごちる。そして、改めて私は本当にあの人が好きなんだとつくづく思う。




そんな事を考えていると、どうやら武器屋についたみたいだ。早速見ていくが、最初の街だからなのか品揃えが悪い。





そんな中、ふと目に止まったものがあった。





刃渡りは1メートルぐらいで、全体の大きさは170くらいあると思う。黒を基本とした色使いで鈍い光沢を放っているその大鎌を、私は手に取ってみる。




片手じゃあ重く感じ、両手で持ってみる。するとなんとか普通に持つ事が出来た。 

どうやら両手装備の武器らしい。値段と武器自体のステータスを確認する。値段も買えなくはないし、何より攻撃力が序盤武器の中ではほぼ断トツに高い。


まあこれにするか、と選び購入し早速空いてるスキル覧に【大鎌】をいれた。





早速エリア外に出て性能を試したが、いかんせん難しい。
初期の時点でのソードスキルは二つで、斬撃系水平切りの【スラッシュ】と、打撃系突進の【ハードライン】なんだがどちらも硬直時間が初期にしては異常に長い。



その分威力等の点は申し分ないんだが、いかんせんソロプレイとしてはリスクが高過ぎる。
まあパーティの戦闘では有効活用出来そうだが、今の所はパーティを組むことは考えになかった。


「まあここらへんで戦い方を憶えておけば問題ないか。」


と自分でそう結論づけまた一狩りしようとした際に、突然目の前が青く光り気が付けば私は始まりの街にいた。


突然の事で呆然としていると、どうやら私だけではなかったらしい。次々とそこら辺が青く光り、プレイヤーがワープしてきた。
下手したら今回ダイブした1万人全員いるのではなかろうか。



そんな事を考えていると、近くにいた人達が口々に叫びだした。

「運営をだせ!!早くログアウトさせろよ!!」

「ログアウト出来ないってどういう事だ!!運営は何をやってるんだ!?」

等等と言っている。私は確認の為に素早くメニューウィンドウを開き、一番下にあるログアウトボタンを探すが・・・・・・ない。


皆が言っているようにログアウトボタンが見つからない。


ふとそんなときに私は、リアルの母親のことを思った。




 
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