暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜豪運を持つ男〜
smille is best やっぱ笑顔が一番!!  〜その一〜
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初
ムの中だけでもとどこかで自分に現実逃避したかったのかもしれない。
(まあ今となっては全く意味が無くなったが)

そのせいか、その男性プレイヤーに見降ろされた時が妙に新鮮に感じられた。


それと同時に、その男性プレイヤー顔が見えた。


「えっ・・・!?」


 私は思わずそう呟いてしまっていた。


見覚えがあるなんてものじゃない。あの小学校のあの時、あの瞬間から片時も忘れたことのないあの人の顔が、今私の目の前にあった。

中学は離れてしまったけど、「こんな顔になってるんだろーなー」と思いながら、片時も忘れずに想っていた。

幸か不幸かは判らないが、どうやらむこうはこっち(サヤ)に気付いていないらしい。


まあ普通は判るわけないんが、そこを判ってほしいのが複雑な乙女心なのである。
でもまだ本人か判わないとふと一瞬思ったが、なんとなくだけど本人だとおもった。

これといった理由は特にないが、取り敢えず恋する乙女のカンとでもいっておこうか。




そんな感じで頭の中で絶賛光速の速さで考えていると、あの人がこっちをみて・・・・?

何か色々な顔をした後に、ふと私を見て「ふわぁ〜」とあくびをしてきた。




そのあくびを見て、改めてあの人だと強く確信した。

何時も私に会う度には何故かあくびをしてくるあの人の仕草にソックリだったから。

といっても私だけわかって何か癪だったので、軽く脛を蹴り、前々から何時も思っていたことをいった。



「人の顔見てあくびするなんて失礼でしょうが!!」



ぶっちゃけ唯の照れ隠しだ。今だって、そんな事いいつつも胸が高鳴っている。




そんな私の気持ちを知らずか、あの人は私の顔をもう一度見て固まった。



一瞬「もしかしてわかってくれた?」と思うが、冷静に考えてそれはないだろうと推測する。



「じゃあ何・・?」と私が思う中、あの人はこちらを向きぼそっと呟いた。
幸いにも周りがそんなにうるさくなかったので、呟きはあっさり聞こえた。





「可愛えぇ」




・・・・・えっ?



今何て言った?と、言われた事がわかっていたけど聞き返さずにはいられなかった。


小学生の頃に、身長の事や家庭の事でいじめられてそんな事一回も言われたことなかった。




取り敢えず客観的に見たら、今私は物凄い取り乱していると思う。多分顔もとっても赤くなっていることだろう。


状況反射で思わず「は、はぁ!?」と言ってしまった。今考えれば、もう少し女の子らしい喋り方が出来なかったものかと後悔している。




そんなかんだでごたごたがあり、走ってき
[8]前話 [1] [9] 最後 最初


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ