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真剣で武神の姉に恋しなさい!
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くわよ!」

「でも今から走っても間に合う?千李姉さん」

 大和は千李に疑問を投げかけた。

 確かに今から急げば千李や百代なら余裕だろう。しかし、大和たちが今から行っても間に合わないのは必然だ。

「ん?余裕よ余裕。だってお前ら私が担いでいくから」

 そんな大和の心配とは裏腹に千李は軽く答えた。

「へ?」

 ……この人は今なんと言った?

 大和が思っていると千李は一子を首からぶら下げ、京を肩車し大和を背負い。卓也を左手で抱えた。

「おい。岳人うなだれてたいで行くわよ?さっさと捕まりなさい」

「お、おう。わかったぜ。じゃあ俺は腰の辺りに・・・ぶべら!!?」

「担ぐの面倒くさいからから。適当につかんでいくわね」

 千李は岳人の首根っこをつかんだ。

「哀れな岳人。せめて安らかに」

 攻撃をくらい気を失った岳人に対し京と大和が合掌した。

「さて。じゃあ行きましょうか。準備いい?お前らしっかり捕まってなさいよ?モモも大丈夫?」

「当たり前だ。しっかりついていくから大丈夫だ」

「よしっ!じゃあ行くわよ!」「ああ!!」

千李と百代は一気に飛び上がり、空中に躍り出た。

そのまま大和たちは千李の背中に乗ったまま普通ならありえない登校を体験した。

ちなみにちゃんと学校には間に合った。


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