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真剣で武神の姉に恋しなさい!
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ン子が優先で」

 大和は千李の発言に若干たじろいだ。

 もし千李にぎゅっとされてしまったら、大和自身気を失ってしまうかもしれない。
 
 以前中三のときぎゅっとされた時は鼻血を出して気を失ってしまった。

「そう?残念。じゃあ今は一子を愛でる〜」

 千李はそういうと一子にキスの雨を降らせている。

「きゃ〜千姉様くすぐったい〜」

「うへへ。愛い奴愛い奴♪」

 それをみていた岳人が、

「せ、千李先輩?俺だったらいいですよ!?」

 下心丸出しで言った。

 それを千李は

「ああ〜。一子はかわいいわねぇ」

 ガン無視だった。

 それに対し卓也がとどめを放つ。

「あきらめなよガクト。もはや気づいてもらってもいないから」

「ちくしょおおおおおおおおおおおお!!!!」
 
 岳人は地面に四つん這いになって落ち込んでいた。

 自業自得である。

「先輩。お久しぶりです」

「ん?あら。モロも変わってないわね。あとでさ、この一年出たゲームでおもしろかったやつかしてくれないかしら?後漫画とかDVDとかも」

「はい。いいですよ」

「よろしくね〜」

 最後は京が千李に声をかけた。

「千李先輩。どうも」

「京〜。相変わらずクールねお前は、だけどそんなところがお前もかわいいわよ。クラスではどう。ちゃんと仲良くやってる?」

「ファミリーのみんなと仲良くできればいいです」

 そういう京に千李は一瞬心配そうな目を向けた。

 でもまぁそれでもいいわ、と千李が言うと京は短く返事をした。

 一通り挨拶を終えた千李は確信した一人足りないと。ちなみに此処まで一子は抱きしめたままである。まぁ一子自身もうれしそうだが。

「そういや大和?われらがリーダーはどうしたの。また放浪中?」

「うん。なんか土曜の夜からいないみたいでさ」

「そかそか」

 言うと一子を降ろし千李はみんなに向き直る。

「とりあえず、ただいま。みんな。元気そうで何よりよ。またよろしくね。」

「ああ。おかえり姉さん。……それはそうと姉さんさっきの続きをやろう!」

 百代はすでにさっきの勝負の続きをしたくてたまらないようだ。

 さすが戦闘狂というべきか。

「ええ、時間があったらいいんだけどね。もう行かないとガッコーがやばいでしょう?だから続きはまた今度でいい?」

 確かにと大和が時計を見ると既に予鈴がなる5分前だ。

「むー……。仕方ないな。だけど絶対だからな」

 百代は不満そうに頬を膨らませたが時間を見て納得したようだ。

「ええ。絶対よ。私が約束を破ったことがあったかしら?……というわけで、さてお前ら学校に行
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