第四章 空白期編
第百一話 『士郎の子供と魔術事件』
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リアとは奪い合いになるだろう。どっちが師匠になるかで。
ま、私は剣より魔術を教える担当だから別に争う人はいないから気にしないけど。
「にしても士郎とアインスはどっちかっていうと銀か白に近い髪色なのに元の私達の髪色に似たのか私と同じ朱銀色をしているのね。目も赤いし」
「そして将来は投影の酷使でやはりシロウと同じく白髪褐色肌になってしまうのですね。わかります」
「それはダメだ! ツルギには投影は酷使しないように言い含めておかねば…」
「そうね。アインス」
そこに珍しくイリヤから目を覚まして、
《ツルギ君。可愛いわね。私もシホとおんなじでおばさんになるのかしら…?》
「そうじゃないの? イリヤ」
《優秀な魔術師に育てようね、シホ!》
「うん、そうね」
「ただいまー」
「ただいまですー」
そこにはやてとリインの声が聞こえてきた。
「おかえり。はやて、リイン」
「おかえりなさい。主はやて、リイン」
「うん。ただいまや。あ、シホちゃんがいる。今日は管理局の仕事はええの?」
「うん。ちょっとツルギ君を少し見に来ただけだから」
「そっか。それにしても私ももうおばさんかぁ…まだ十三なのにな。…ツルギ君、将来お姉ちゃんと結婚するか…?」
「あ〜?」
「まだ言葉もわかりませんよ。主」
「そっか。それは残念や」
はやてはそれで結構落ち込む。
本気だったのかしら…?
「ツルギ君、やっぱり可愛いです! 私の大事な弟ですよ!」
「そうやね、リイン」
はやてはすぐに復活したのかアインスからツルギ君を受け取り二人であやしている。
「なにかベビー用品を買ったほうがいいわね」
「そうだな。優秀な子に育ってほしいからな」
「士郎も完璧に父親よね。堂に入っているわ」
「私の夫なのだから当然だ。シュバインオーグ」
「暑いわね…」
「暑いですね…」
アインスの発言に私とアルトリアは暑いを連呼する。
「ご主人様の気持ちはもう不動のものですからね」
「…キャスターはもういいの?」
「そんな! まだあきらめませんよ。私はたとえ愛人でもいいから良妻としてご主人様が死ぬまで付き合う所存です! だって私はサーヴァントですから!」
「だ、そうよ? 羨ましいわね、士郎」
「えぇ、本当に…」
私とアルトリアは怖い笑みを浮かべながら士郎を見る。
「…なんだ? 今回は私はなにかした覚えはないぞ」
「ま、もう立派な旦那さんなんだからそこらへんは大目に見てあげようかしらね」
「えぇ」
「…と、そういえばだ。話は変わるがシホは教導隊ではどうなんだ? しっかり学んでいるかね?」
「当然よ。なのはやフィアと一緒に頑張っているわ」
「そうか。一応魔術事件
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