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【完結】剣製の魔法少女戦記
第四章 空白期編
第百一話      『士郎の子供と魔術事件』
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資金を集めて作り出した二個目の宝石剣も将来的にはツルギ君に継がせるようだし。
そして固有結界も調べた結果宿している。士郎もそのうち使える魔術を魔術刻印として託すのでしょう…?
宝石剣や固有結界、投影魔術を使用する際に全面的に補助してくれるような魔術刻印を作り出して。
将来は魔導師としても魔術師としてもどちらでも大成できる能力を持っているわ。
………なにこんなチートな子供を生み出しているのよ?」
「…いや、ここまですごい子供が生まれるとは私もアインスも予想だにしていなかったのだ」

士郎はそう言って幸せそうに笑う。
アインスも一緒になって笑みを浮かべながらツルギ君を抱っこしている。
もう士郎は私がまだ掴んでいるのかも明確にできていない幸せをとうの昔に掴んでしまったらしい。

「…力に溺れない真っ直ぐな子に育てるのよ? ギルガメッシュのような傲慢な性格になったら嫌だからね? ツルギ君のおばさんとして…」
「分かっている。それでシホ。折り入って頼みがあるのだが…」
「はいはい、分かっているわよ。ツルギ君が成長したら魔術指南をお願いしたい、って言うんでしょう?」
「頼めるか? 私では強化に投影、解析、変化…そして固有結界に宝石剣の効率的な運用方法しか教えることはできないからな。
その分お前はイリヤの魔術とシルビアさんの過去から続く千年の膨大な知識がある。教えるのにはこれ以上適した人物はいない。
キャスターでは呪術しか教えることしかできないからな」
ご主人様(マスター)…それはあんまりですよ〜」

キャスターの声はスルーするとして。

「わかったわよ。魂の繋がったよしみで等価交換は無しで教えてあげるわ。
でもその変わり魔術講座は厳しくいって私の基本方針である『無茶は絶対にしない』を徹底させてツルギ君は私色に染めるからね?」
「ああ、シホなら安心だ。なにせ私自身なのだからな。異論はない」
「私もシュバインオーグになら構わないぞ?」

そこにアインスが声を上げる。
ちなみに今アインスは育児休暇に入っていて管理局で働いているのは士郎の方だけである。
はやて達が帰ってくれば全員がツルギを甘やかしているが女性率が圧倒的に多い八神家なので将来が少し女性の好意に疎い鈍感な子になりそうで心配です。
新しい家族なのだからリインも「末っ子ではなくなりました!」…と前に喜んでいたし。
そこに今の今まで黙って話を聞いていたアルトリアが、

「シホ。ぜひツルギには私の剣を学ばせたい…きっと才能があると思います。私の直感がそう告げています」
「あー、別にいいんじゃない? でもそれだとシグナムと奪い合いになるわよ? きっと…」

そう、シグナムがツルギに将来私の剣を教えると張り切っていたのは聞いている。
だからきっとアルト
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