暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第3章 さらば聖剣泥棒コカビエル
第50話 チュパチュプチュッポン
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白音ちゃんに起こされて廊下に出てみるとそこには昨日の格好のまま肩を寄せあって寝ているアーシアとレイナーレ、そして眼の下にくまを作りつつも魔力切れを起こして扉の前にへたり込む涙目の部長がいた。 ……流石に可哀想だったかな?







 その日の放課後、俺は旧校舎の朱乃さんが使用している部屋に上半身裸になって待機していた。今日は定期的に俺の龍化してしまった左手のドラゴンの気を吸い取ってもらう日なんだよ。この左手は俺の意思のもと行ったことの結果だから龍化してしまったことに関しては気にしてないんだけど、さすがに鋭い爪が生えて、さらに鱗だらけのままじゃ日常生活は送れないからな。俺の指を口に咥えてドラゴンの気を吸い出すことで見た目だけは今まで通りのものに戻せるんだよ。

 ……この方法が分かってから誰がそれをするかで揉めたな。俺としては火織にしてもらいたかったんだけど、みんなに猛反対されちまった。……あれってもう完全にみんなにバレてるよな、俺の気持ち。で、その結果吸い出す係が唯一俺にそういった好意を寄せていない朱乃さんになったんだ。あれから数回吸い出してもらったんだけど、やっぱり申し訳ないよな。好きでもない奴の指咥えるなんて普通嫌だろうし。俺が火織にやってくれってビシっと言えたら良かったんだけどな。

 と、そんなことを考えていると、扉が開く音がした。朱乃さんが準備を終えて来たのかと思い、そちらに目を向けると………………えぇっ!?

「準備ができましたので始めましょうか、イッセーくん?」

 朱乃さんがそう言うけれど俺は言葉が耳に入って来なかった。なぜなら……

「あ、朱乃さん!? その格好は!?」

 なぜなら朱乃さんのあられもない姿がそこにあったから! 吸い出す儀式のために白装束に着替えて、普段ポニーテールの髪を下ろしているのはいつも通り! でもその格好で今日の朱乃さんは濡れていた! 濡れた白装束が肌に張り付いて、色んな所が透けて丸見えなんですけど!? 胸の頂上のポッチもバッチリ見えるし、下半身の茂みもうっすらと……って白装束の下何も着てないのかよ!? しかも濡れた髪が体にまとわりついてて、もうめっちゃエロい! この間のキメラ騒動とかで朱乃さんの肢体は何度か拝む機会はあったけど、今日はその中でもダントツで股間にクるよ!

「あらあら、この格好は儀式のために水を浴びてきたのだけれど、おかしいかしら? 似合ってない?」

「いや似合ってるか似合ってないかで言えば確実に似合ってるんですけど!」

 そりゃあもう目が離せずガン見してしまうほどに似合ってますとも! っていうか隠す気ゼロですか!? さっきから身体中まんべんなくガン見してるのに恥ずかしがる様子も、隠す素振りもない……あれ? 若干顔が赤い? それに息もさっきか
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