暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第3章 さらば聖剣泥棒コカビエル
第50話 チュパチュプチュッポン
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しに来ないってこともないし

「助かったぜ黒歌姉。サンキュ」

「にゃ〜に、お安いご用にゃ。……さて、じゃあ私達も寝る準備しようかにゃ?」

 そう黒歌姉が言って……今度は黒歌姉が脱ぎだした!?

「ちょっ!? だからなんで俺の部屋なんだよ!?」

「だってイッセー、部長やレイナーレとは寝てるくせに私達とは寝てくれないって不公平にゃ」

「だからそれは俺の意思じゃねぇ!!」

「イッセー、我、何もしない。安心する。だから一緒に寝る」

「下着姿で手をワキワキさせてにやけながら言う言葉なんて信じられるか!!」

「お兄ちゃん、猫を一緒の布団に入れたら暖かくて安眠できますよ?」

「暖かいどころかこの人数が入ってきたら暑苦しいわ!!」

 ああもう部長たちの魔の手から逃れられたと思ったらなんでこうなるんだよ!?

「ほら、部長たちもいつ結界突破して入ってくるかわからにゃいし。となればその時のために私達がここで待機していたほうがイッセーも安心して眠れると思わにゃ「思わねぇよ!」……うぅ〜、イッセーのイケズ」

「しょうがない。なら勝手にここで寝る」

「あ! 龍巳姉さまずるいです! 私も!」

「にゃ!? イッセーの隣は渡さないにゃ!」

 そう言うと3人は勝手に俺の布団の中に入り、布団の中で取っ組み合いを始めた。こいつら……

「……いいからとっとと出てけぇ!!」

「「んにゃ!?」」「あぅ……」

 俺はベッドの上の3人を布団ごと掴んで窓から火織の部屋に放り出し、ピシャリと窓を閉めた。まさかこんな所で修行でつけた筋肉が役に立つとは。まったく、ようやくこれで落ち着いて寝れるぜ。

「災難だったわね、イッセー。でもいいの? 普通女の子に一緒に寝ようって言われたら男の子は喜ぶところだと思うけど」

「確かに嬉しくないわけじゃないけど、でも俺には……」

 ……ん? 今の声って……

「火織!?」

 火織が俺の勉強机の椅子に座りつつ苦笑していた! そ、そうだ忘れてた! 火織もこの部屋にいたんだよな! さっきから皆が騒ぐ中火織だけ喋らないからすっかり忘れちまってたぜ。 ってそういえばこうして俺の部屋で火織と2人きりってすっげー久しぶりじゃねぇか? もともとこいつら姉妹はセットみたいにいつも一緒にいるし……ヤベ、今更ながらなんか緊張してきた。

「『俺には』……何?」

「な、なんでもねぇ! 言い間違えただけだ、気にすんな!」

 あ、あっぶねぇ! こんな所で火織への気持ちをカミング・アウトしちまうところだった!

「そう? まあいいや。じゃあおやすみイッセー」

 そう言って火織は窓から火織の部屋へと帰っていった。……はぁ、期待はしてなかったけど火織も少
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