暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第3章 さらば聖剣泥棒コカビエル
第50話 チュパチュプチュッポン
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んなに良かったのかしら?」

 ぶ、部長!? 扉のところにはいつの間にか部長がいて、俺のほっぺを引っ張られる! っていうか部長、涙目になって頬をふくらませてるよ。

「朱乃、これはどういうことかしら?」

「あら部長。いらっしゃったのですわね? どうと言われても……うふふ、イッセーくんのこと、たっぷり堪能させて頂いただけですわ」

 って朱乃さん、なんちゅー事を! それじゃあ勘違いされちゃうじゃないですか!

 一方それを聞いた部長はというと

「……バカ! もう勝手にしなさい!」

 と言うなり、どこかへと走り去った。







 部長が走り去ったあと、部屋は微妙な空気になりそのまま解散、今俺達は帰宅の途に付いている。俺の隣にはあの場にいなかった火織、そして後ろには部長以外の兵藤家と神裂家の面々が……いやもうなんか後ろから感じる視線が半端ない。振り返るのが怖いくらいだよ。隣にいる火織も苦笑するばっかで助け舟出してくれねぇし。

 しかしどうすっかな? 朱乃さん、あれ本当に俺の事好きなのか? なんだか半分からかわれてるような気がするし、近くに手頃な男がいたから興味があった肉体関係的なことをしてみたいという風にも感じる。……もしそうなら、絶対に止めよう。考え方が古いかもしれないけど、そんなことしたら将来好きな人ができた時に絶対後悔する気がする。俺なら後悔するし、もし火織がそんな感じで初めてを既にしていたら……考えたくねぇな。

 とにかく明日ちゃんと朱乃さんと話してみるか。2人っきりだとまたあんなことになりかねないし、だからといって皆の前で話せるような内容じゃねぇし、どこで話すかが重要だな。

 ……それにしても気になるのは最後の朱乃さんの赤面した反応だ。あれは一体なんだったんだ? 恥ずかしがってるってわけでも無さそうだったし、興奮度が臨界点に達したってわけでも無さそうだった。どちらかと言うと照れてるっていうか……いや、というよりあの反応はまるで……

 と、そんなことを考えると、ようやく我が家が見えてきた。ようやくこの後ろからのプレッシャーから開放されるぜ。……とも思ったけどどうせ皆家まで来るだろうから一緒か。部屋にこもっても入ってくるだろうし、となると俺の安息の地は……トイレか?

 なんてことを思っていると

「っ!? 止まって!!」

 後ろから黒歌姉の大声が? どうしたのかと思い振り返ると……なぜかこんな所で黒歌姉、それに白音ちゃんも猫耳を出していた!? ちょっ!? 今丁度周りに人いないけど、いつ誰に見られるか分かんねぇのに何やってるんだよ!? それにアーシア以外のみんなが何故かものすごい警戒するような表情に……一体どうしたっていうんだよ? とその時

ブルッ

 え
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