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人造女神アリスディアと魔人少女達の戦い
始まりの終わりと終わりの始まりB
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ですね。私達に魔法防御なんていりませんから、物理防御力をメインに揃えましょう」

「そうですね。そちらの方がいいかと」

「なら、選ぶといい。予算は有るし」

「「はい」」

 それから、少ししてイリスとイリヤが選んだのは和風の軽装鎧だった。下は赤い袴だ。赤色が好きなので、胴体部分が銀で腰周りは赤色。下に着ているのは黒と赤の着物だな。赤が多いが。どちらかというと、有るキャラクターをイメージする。4の方のお館様だ。

「何故にそれ?」

「お父様のイメージに有ったので」

「そっ、そうか…………」

 心を読まれていたらしい。確かににあっているとは思っていたが。

「私も出来た」

 そして、アヴリルが選んだのは首から胸元とフリルが白く、それ以外は水色の可愛らしいドレスのような物だ。首元と背中にはリボンが付いている。毒を使うからか、半袖だ。イリスとイリヤは髪の毛に赤い紐で髪を揃えているが、こちらは飾り用のリボンだ。

「それで大丈夫なのか?」

「わからなかったから、店の人に聞いたらこれが良いって言ってた」

 確かに可愛らしく、防御力も魔物の品なので結構良い物みたいだ。

「「どうですか?」」

「感想は?」

「イリスとイリヤもアヴリルも似合ってるよ」

 月並みだが、そんな事しか言え無い。むしろ、美少女は何を着ても似合うと思う。

「それじゃあ、それを買うか」

「「「はい」」」

 他には便利そうな道具を買っておく。水袋とかを買おうとしたが、冒険者が使うような必需品を集めた冒険者セットが売られていたので、そちらを買っておく。後は結界石とか鳴子とか重量が軽減出来るバックとかだな。結構な金額になったが、ベルングス家の家名でかなり安く買えた。色々と値段交渉したさ。

「次はどうしますか?」

「ん〜〜」

「食料品と馬車の手配が必要だと思います。聞いておいた限りでは、ここからだと一ヶ月の道のりですから」

「一ヶ月か…………長いな」

「さっき、店の人にニブルヘイムに行くと言ったら、途中に通るセベリル地方は治安が悪い上に税金が高くて盗賊が沢山出るって言ってた」

「それは困りますね。そこが地図を見る限り最短なんですが…………」

 イリヤの広げている地図を見ると、確かに一部だがセベリル地方を通る事になる。しかし、盗賊か…………税金が高い事と考えると、食うに困った農民が盗賊に身をやつしてってのが多いんだろうな。しかし、どうするかな…………戦闘経験も多そうだしな。待てよ、戦闘経験が多いのか。例え少なくても使えそうだな。

「やっぱり、セベリル地方を通る。ちょっと考えた事が有るからね。それじゃあ、次は馬車を手配しに行こう」

「「分かりました」」

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