第六章
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とだね」
マネージャーもにこりと笑って納得した、そして。
イエルザレムも同じだった、それで。
二人は再び共演する時があった、その指揮者も同じだった。
ベルンシュタットは今回もこう言った。
「では今回もね」
「はい、不安や苦しさをですね」
「それをですね」
「そう、頼むよ」
確かな顔で二人の主役に言うのだった、そして。
ポップとイエルザレムは二人の間でも顔を見合わせて笑顔で話をした。
「じゃあまた二人でね」
「歌おうか」
「不安で辛くても」
「苦しくて辛くても」
それぞれ辛い、だがだった。
「お姫様になって」
「白銀の騎士にになって」
誰もが憧れるそうした存在になって。
「最高の舞台を築いていきましょう」
「そうね」
二人で話して今回の舞台にも挑む、そのことを約束するのだった。
エルザの不安 完
2013・2・28
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