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SAO編−白百合の刃−
SAO7-ビーストテイマー・シリカ
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のに、初対面でいろいろ教えてくれたからって、一緒に関わろうとするのは普通じゃあんまり考えられないか。
 悪いね。私、お節介でお人好しのバカなんだ。勝手に手伝わせてもらうよ。

「なんで……」
「ん?」
「なんで……そこまでしてくれるんですか……?」

 彼女はおずおずと私を警戒するように口にした。
 あれか、甘い話には裏があるってことなんだろう。この世界では常識のことだ。それで警戒しているのも当然か。初対面でいきなりトレードしてくる女はなにか企んでいる悪女だと誤解してもおかしくない。わざわざ付き合うメリットなんてあんまりないだろう。強いて言えば、お金か快楽を満たすものを要求するのではないかと、警戒するだろう。
 まぁ……私にはあまり関係ない話なのよね。

「貴女が悲しんでいるのを私は見てしまった。それなのに、見たふりをして素通りすることなんて、私には出来ない。ただ、貴女が困っていたから、泣いていたから、後悔していたから、私が勝手に助けようとしているだけなの」
「……それだけですか?」
「うん。こういう性分なんでね」
「…………」

 
 まだ信じられないか。笑顔を見せたところで信用するわけないか。いや、それもそうか。自分で何言っているんだろうってたまに思う。
 でも、これで信じられないと困るんだよね……。多分、彼女が私のこと信用してくれなかったら、絶対に後悔すると思うんだ。いや、彼女を助ける素敵な人がいたら別だけど。そこに可能性をかけるんだったら、今ここで信用してもらうしかない。その方が手っ取り早い。
 ……それにしても、可愛い子ね。ツインテールが良く似合う。

「あ、他にも理由あったはあったわね」
「な、なんです……か?」

 あー……でも、言っていいのかな……?
 言ったら、なんかいろいろと台無しにするような……。

「わ、笑いませんから」

 それ、フラグ立っちゃっているよ〜……。今から言うこと、絶対に真面目なことじゃないから、笑われる可能性あるんだよね笑わなくてもおかしな奴だと思われるのもあるけど。
 ああぁ、もう! 自分で言ったからには責任を持って言うしかない。後のことは後で考えることにする。

「助ける理由は、三つ。まず、雰囲気が妹に似ている」
「え?」
「それと、可愛い」
「えっ?」
「つか、ぶっちゃけ可愛いから好み! お持ち帰りたい!」
「えぇ!?」
「以上!」
「以上って……プッ」

 彼女は私のとんちんかんな返答に噴き出していた。慌てて片手で口を押さえるけど、込み上げてくる笑いを堪えることが出来ない様子。

「やっぱり笑ったし……」

 いじけたように俯いた私を見て爆笑とは言わないけど、余計に笑いを呼んでしまった。ほら、やっぱり笑った。笑わないって言
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