第五十七話
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ぐ本陣から逆側に……つまり敵側の本陣へと退却することを命じた。
……別にこれは温情をかけたという訳でなく、生き延びて帰り付けば敵方にランゴバルト捕縛の知らせとなることと、一番の狙いは彼らを盾にして、魔道騎士団の突撃を鈍らせるためだ。
意図した通りに走りださない場合に備えて、そして許すまで騎乗を許さず馬を曳かせ、背後から武器を構えて追い出しながら、本陣にまで下がって来た前衛部隊には偽装退却の終了を告げるのと反転攻勢を知らせるラッパを鳴り響かせ、再び陣を押し上げた。
ここまでは上出来過ぎだ。
憶測に過ぎないが、密な連絡を取り合うには両者の距離が離れていること、そして、ここまでが速攻で決まったせいもあるだろう。
だが、必ず奴らはこの場に参戦してくるはずだ。
そう、トラキアの竜騎士団が………
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