第二章
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は聞かないわ」
そちらもしない、私は彼に返した。
「そうするわ」
「そうするんだな」
「じゃあそういうことでね」
私は正面を向いて微笑んで彼に告げた。
「お互いにね」
「ああ。じゃあ今日はどうするんだ?」
「いつもと同じことにしましょう」
私は今日を特別な日にしようとは思わなかった。お互いのことは深くは言わないし聞かない。そうした関係だからそれもまただった。
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