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IS《インフィニット・ストラトス》 〜死神の序曲〜
本編
拗れる人間関係
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で俺はずっと怜を揺さぶっていた為に怜はヨロヨロとピットに設置してあるベンチまで行くと「…みゅ〜…」と言ってそのまま横に倒れた。

可愛いと思い抱きつきかけたのを自制心で何とか抑えてから鈴と話した。

鈴曰く「私が落ち込んでいたらお姉ちゃんって言って慰めてくれた」らしい。

実にうらやま……ゲフンゲフンッ!けしからん!


「で、一夏。あれから結構足ったけど反省した?」

「ああ、まあ悪かったよ。約束ちゃんと思い出せなくて。だけど鈴は何で避けてたんだよ?謝ろうと思っていたのに全然謝れなかったんだぜ俺」


俺がそう言うと顔を赤くしてモジモジし出した。

そしてモジモジを止めたかと思うと顔が赤いまま俺に怒鳴る。


「私が避けてても走って追いかけて謝るくらいしなさいよ!」

「はいはい、悪うござんした。そう言えば約束だけと本当は何だったんだ?あれじゃないんだろ?」

「それくらい自分で考えなさいよバカ!」


こっちが下手に出てるのにいい気になるなよな。

ったく、自分で考えなさいって言われてもなぁ。

分からんものは分からんっての。


「考えても分からないから説明してくれよ」

「せ、説明なんて出来るわけないでしょうが!」


顔を真っ赤にして怒鳴る鈴。

それなら俺だって考えがある。


「じゃあこうしようぜ。来週のクラス対抗戦(リーグマッチ)、そこで勝ったら負けた方が何でも実行可能な範囲で言うことを聞かせられるっていうルールだ。まあ俺はさっきの説明をしてもらうにするがな。それとも鈴には無理なお願いだったか?」


そう挑発すると鈴は簡単に乗ってきた。


「何が無理なお願いよ!やってやろうじゃない!あんたこそ覚悟しなさいよ!」

「はいはい、まあ勝つのは俺だけどな」

「きー!絶対にやっつけてやるわよ!この朴念仁!間抜け!アホ!オタンコナス!」


プチッ。


「うるさい、貧乳」


あ、しまった。

ドガァァァァァァンッ!

爆発音がした後に部屋全体が微かに揺れた。

鈴を見たら右腕に部分的にISを展開していた。


「言ったわね一夏……言ってはならないことを!」


ISのアーマーに多少電撃が走っていた。

ヤベェ、鈴が完璧にキレてる。


「悪い。今のは俺が悪かったよな。すまん」

「何が今の『は』よ!今の『も』でしょうが!許そうかと思っていたけど絶対に許さない。全力で叩きのめしてあげるから楽しみにしてなさい!」


そう言うと怒ったまま鈴はピットを出ていった。

悪いことしたなぁ…。

俺がそう思っていると後ろから肩を掴まれる。

あれ?何かデジャブ?

そう
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