始まりの終わりと終わりの始まりA
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になるように調整されているのよ。ましてや、女神が敵わなかった魔物の王と戦わされたんだからね』
アレ?
でも、それだと神々は世界に干渉できたのか?
それと、何で自分でやらないんだ?
『その答えは簡単よ。昔は直接干渉出来る程に力が有ったのよ。でも、今はどの神々もそれほどの力を持っていないわ。何故なら、私と神々で争った時に殆どの連中を殺すか瀕死まで追い込んでやったからね!』
『おい、何してんだよ…………』
『仕方無いじゃない。連中たら、魔物の王を殺した瞬間に兵の一部が裏切って、私と私の子供達を殺そうとしてきたのよ? だから殺してやったわ。すると、神々まで参戦して来たから、問答無用で容赦無く殲滅してやったわ』
『まさか、勝ったのか?』
『当然よ!』
化け物だな。普通は負けるだろう。
『流石に勝てそうに無かったから、魔物の王の力を奪って使ってやったからだけどね』
『まさか…………』
『ええ。魔物を大量に作り出して、連中にぶつけてやったわ』
そんな事したら、そりゃ完全な敵と認識されるよな。
『仕方無いじゃない。あの時は若かったのよ。だって、産まれて1歳ちょっとなのよ? それで娘を作らされて、戦場に送り込まれ…………用が無くなったからって、殺そうとするなんて許せないわ』
『そういえば、アリスディアって人造神だっけ?』
『そうよ。正確には神々の力を混ぜ合わせて、今では太古の技術となった人類の魔導技術を合わせて作られたのが私。そして、その子供達は私が生み出した核を心臓に融合された戦闘用に特化された人類よ』
昔の連中もろくでもなかったようだな。
『そんな訳で、私は勝利したの。だけど、それは殆ど相討ちみたいな物だから、神々は直接の干渉が出来る程の力を失った。そこからは人類と魔人、魔物の戦いね。そして、嫌気が差した私の子供達はさっさと住まいを決めて引きこもったの。その間に人類が魔物を駆逐して行き、数百年でその数を大量に増やして来た。後は数に任せて子供達を殺しにかかって来たのよ。相手は信仰で力を少し回復した神々の軍勢と神の地力は圧倒的に私の方が上だけど、信仰する人数が少なくて、あまり回復できず…………いえ、違うわね。強力な加護どころか、加護を与える人数の差が圧倒的に開いてしまったの。だから、質を量で覆された』
『おい、まさか…………』
『そう、アンタに与えた加護は産めよ増やせよの加護よ!』
『ふざけんなぁあああああああぁぁぁっ!!』
『ふざけてない。正気よ』
『もっとタチが悪いわっ!!』
『そうね。狂って来てる自覚は有るもの。加護製造機になる為にも、アンタには私の膨大な力を与えて半人半神にしてあげたんだから、好きに使いなさいよ。こっちのオ
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