道場破りと火事での出会い
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「「「へい!」」」」」」」
その間に彼女は去っていった。
シオン
夜になると紗代が帰ってきた。俺とエヴァはもう帰ってきていたのだ。
「ただいまもどりました」
「よく帰ったな」
「ケケケ、無事ダッタカ」
「え?」
エヴァは紗代に抱き着いて、その身体をペタペタと触って確認している。
「お帰り。紗代、竜神を使っただろ」
「あ…………なんで分かるんですか?」
「呪いが一時的に解けたからな」
かけた呪いが消えれば分かる。
「はい、火事があって…………」
説明を受けるが、思いっきり力を使って平気なのか?
まあ、この時代なら平気か…………多分。やばくなったらそん時にでも考えるか。
その後、晩御飯中に今日のことを聞くととんでもない(?)事実が判明した。
「つまり、お前は龍槌閃を放ったんだな?」
「はい、神鳴流、龍槌閃を打ちました」
こいつまさか…………教えてなかったけど…………。
「もしかして、教えた技を全部神鳴流だと思ってる?」
「はい、違うんですか?」
やっぱりそうですか。そうだろうなと思ったよ。最初に教えた神鳴流だからか?
まあ、それはそれで面白そうだから放置してよう。どうせ、ほとんど漫画の世界の話だからな。現実に出てきたらそれはそれだな。うん。問題は本来の神鳴流と出会った時だな。
「いや、それでいいよ」
だが、それもどうとでもなるだろう。
「はい!」
「それにしても火事か…………物騒だな」
「そうですね」
「俺的ニ、力ヲ使ッタ姫ノガ物騒ダナ」
「言えてるな」
「そんなぁ〜〜〜」
紗代が遭遇した火事と店の件は何か関係あるのか?
あの店には不審な点あるしな。経営状態とかよかったのに急にいろいろ事件が起きたみたいだ。これは調べる必要が有りそうだ。てっ、なんで上様やご老公みたいな事を考えてるんだ、俺は!!
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