道場破りと火事での出会い
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わかりませんがやってみましょう。
「っと、もう遅いから帰えんな。お前たちも解散だ。明日からもっと厳しく修行するぞ!!」
「「「「「「はい!」」」」」」
おっきな声です…………。
「剣術大会楽しみにしてるぞ。またやろうぜ」
「はい、こちらこそよろしくお願いします」
再戦を誓って、私は玄武館を後にしました。まずは一勝です♪
玄武館からの帰り、空が赤くなっているのを発見した。
「あれは…………火事ですか…………シオン様に教えていただいた火事と喧嘩は江戸の華ってのは本当みたいですね」
とりあえず、火事の起こった現場にいってみましょう。何かできる事があるかもしれません。
現場に行ってみると、大変な騒ぎでした。火消しの人達や住人の方々が大勢います。どうやら、料亭が燃えているようです。
「おい、全員逃げられたのか!」
「中にまだ人が!」
まずいですね。火の勢いがとても強くなっています。
「どうにかならねえか?」
「無理です! 中に入ることもできませんぜ、お頭!!」
その言葉を聞いて、私は龍眼を発動します。そして、建物内部や燃える速度。その順番を調べて行きます。よし、これならいけます。
「どいてください」
「おいっ! お嬢ちゃんここは危ないぞ!」
火消しの方々の間に入り私は二つの指を揃えて前に出し、修行中に使えるようになった私の中で眠っている雷龍の力を印を切って使います。ちなみに、母は炎龍でした。
「紫電」
雷がおき、燃えている館の半分を消し飛ばします。これで進入経路を確保しました。もちろん、事前に人がいないことは確認済みです。龍神を引き抜いて、その力を解放させます。これによって掛けられていた呪いと重力魔法を解除できました。だから、準備が整った私は建物の中へと飛び込みます。
「なんだってんだ…………」
断面についた私は壊れた木材などを足場にして二階に上がり、取り残された人の場所まで走ります。
煙も結構でていますから、急ぎましょう。しばらくして扉の前につきましたが変形して動かないので切り刻みます。緊急事態なので仕方無いでしょう。
「ご無事ですか!」
中に入ると倒れてきた木材から子供を守って死んでいる人が二人見えます。
「っ、遅かったの?」
「・・・・・・・・・ぅ・・・・・・・。」
どうやら、子供は生きているようです。すぐに木材を退けて助け出し、傷を確認します。
「大丈夫?」
「うん…………母上と父上は?」
「残念だけどもう…………」
「…………そんな…………」
このままでは後を追いしそうですね。
「いいですか、よく聞いてください。貴方はご両
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