暁 〜小説投稿サイト〜
森羅と創世のエターナル真祖
江戸の街
[5/5]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
っちゃけ、俺達に従業員とかいらないしな。しかし、店の間取りも悪くないし、改造したらすぐにでも使えるな。

「あんた達はこれからどうすんだ?」

「私達は…………娘達と相談してみます」

ん〜なんか変だな…………よし、ここは未来視の魔眼でも使って、対象の未来を見るか。

「ちょっといい?」

「はい。なんでしょうか?」

相手の瞳を覗き込み未来を見る。なるほど、妨害も有って娘を売るしか生き残る手段も無くなるんだな。

「どうせ、娘さん達売るしかないんだろ?」

「う、それは…………」

「なら、俺が買ってやるからここで住み込みで働け」

「いいのですか?」

「裏切らない従業員が手に入るわけだし別にいいよ。ただし、あくまで娘さん達は買う形だぞ。逃げられてもかなわんしな」

さっき、映像で見たけど可愛かったし看板娘にはなるだろ。それに、実験もしたい。

「分かりました。それで、お願いします」

「じゃ、そういうことで」

「では、娘達を説得してきます」

「行ってらっしゃい。明日にでもまた来てくれたらいいからね」

「わかりました」

元店主さんは店を出て行った…………あ、名前聞いてねえ。

「良かったのか?」

なんですか、エヴァさん。ちょっと機嫌悪いですよ?

「ま、いいんじゃない? それにちょっと気になるのも見えたし…………っ!」

「大丈夫か!」

心配そうな顔して…………これは、単なる未来眼の副作用だし問題無いな。長いこと使ったりしなければだが。

「ああ。それより結界を頼む。今から店内を弄るから」

「分かった。人払いの結界を張る」

エヴァが結界を張って準備ができたので、レンから創世を借りて店内を改造する。店の右部分は飲食店に、左部分は米や衣類関係の場所を作り、倉を武器屋にした。

「こんなもんでどうっすか?」

「ああ、後は保存庫(冷蔵庫みたいなの)も作るか…………もうひとつの倉に魔法を施して温度を一定にすれば良いだろう」

「了解しやした!」

「色々と無茶してるな。あとで店主たちにも魔法かけねばならんぞ」

「だな」

そんな感じでその日一日は作業をしておりましたとさ。







[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ