江戸の街
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っちゃけ、俺達に従業員とかいらないしな。しかし、店の間取りも悪くないし、改造したらすぐにでも使えるな。
「あんた達はこれからどうすんだ?」
「私達は…………娘達と相談してみます」
ん〜なんか変だな…………よし、ここは未来視の魔眼でも使って、対象の未来を見るか。
「ちょっといい?」
「はい。なんでしょうか?」
相手の瞳を覗き込み未来を見る。なるほど、妨害も有って娘を売るしか生き残る手段も無くなるんだな。
「どうせ、娘さん達売るしかないんだろ?」
「う、それは…………」
「なら、俺が買ってやるからここで住み込みで働け」
「いいのですか?」
「裏切らない従業員が手に入るわけだし別にいいよ。ただし、あくまで娘さん達は買う形だぞ。逃げられてもかなわんしな」
さっき、映像で見たけど可愛かったし看板娘にはなるだろ。それに、実験もしたい。
「分かりました。それで、お願いします」
「じゃ、そういうことで」
「では、娘達を説得してきます」
「行ってらっしゃい。明日にでもまた来てくれたらいいからね」
「わかりました」
元店主さんは店を出て行った…………あ、名前聞いてねえ。
「良かったのか?」
なんですか、エヴァさん。ちょっと機嫌悪いですよ?
「ま、いいんじゃない? それにちょっと気になるのも見えたし…………っ!」
「大丈夫か!」
心配そうな顔して…………これは、単なる未来眼の副作用だし問題無いな。長いこと使ったりしなければだが。
「ああ。それより結界を頼む。今から店内を弄るから」
「分かった。人払いの結界を張る」
エヴァが結界を張って準備ができたので、レンから創世を借りて店内を改造する。店の右部分は飲食店に、左部分は米や衣類関係の場所を作り、倉を武器屋にした。
「こんなもんでどうっすか?」
「ああ、後は保存庫(冷蔵庫みたいなの)も作るか…………もうひとつの倉に魔法を施して温度を一定にすれば良いだろう」
「了解しやした!」
「色々と無茶してるな。あとで店主たちにも魔法かけねばならんぞ」
「だな」
そんな感じでその日一日は作業をしておりましたとさ。
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