江戸の街
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せて避けたり弾いたり…………演舞の感じで5分間続けた後、相手を倒しました。それから、私は周りを見回します。
「次の方どうぞ」
「次は俺だ!」
それからは、繰り返し同じ感じでした。相手の動きがかなり遅く見えるのであわせるのは楽でしたね。
四時間後、私の周りには疲れきった人たちと結構な数の野次馬がいました。
「次の方」
「「「・・・・・・・・・・・・」」」
皆さん、静まり返ってどうしたんでしょうか?
「兄貴! こいつらです!」
なにか素行が悪い人達が6人ほど来ました。ちょっと怖いので、シオン様の後ろに隠れます。
「お前ら、よくもうちの連中を可愛がってくれたな」
「契約の問題だ。そっちは金を払って、試合をしただけだ」
「ほう、なら俺たちも参加さしてもらおうか」
「なら、全員で60文だな。全員で同時なら100文でいいぞ?」
「舐めやがってっ!! いいだろう。後悔させてやる!!」
ええっと、次は一気に6人もお相手ですか!
「ああ。ただし俺が相手だ」
あ、シオン様がお相手するんですね。よかった。
「いいだろう。殺っちまえ!」
掛け声と同時に6人が一斉にシオン様に襲い掛かります。
「ああ、演っちまおう」
それは、違うかと思いますが…………一分後、誰一人として立ち上がれないほど痛めつけられていました。やっぱり、すごいです。刀を抜いた相手6人に無手で圧勝するなんて。
「さて、ここまででいいか。エヴァ守備は?」
「うむ、こっちだ」
今度はエヴァさんの先導で移動します。あの人たち放って置いていいのかな?
その後、私達は長屋につきました。
「ここの奥を一個借りたぞ」
いつの間に借りたんでしょうか?
「ああ、ありがとう。さっそく中に入るか」
「ああ」
「待ってください」
あわてて、私も中に入りました。中はこじんまりしていて、三人で住むにはきつそうです。それに小部屋が居間と寝室の二個しかありません。
「狭いな」
「ああ」
「ですね」
「まあ、いいだろ。それ以前に…………」
そうですね。掃除しないといけません。しばらく使ってなかったのか、埃だらけでとても住めません。
「安くは借りられたんだがな」
「しかたない。森羅…………埃を一箇所に集めてくれ」
「“嫌です。何が悲しくてこの永遠神剣第一位が埃なんて集めなくてはいけないんですか!”」
すごく、その心はわかります。
「仕方ない、シルフ」
シルフが召喚陣から出てきました。
「あるじ〜なに〜?」
「埃を「やだ〜」・・・・・・・
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