第四章 空白期編
第百話 『小学六年生の毎日、流れる季節』
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さん。私はシホと同等の腕だと自負しています。最近は桃子さんの教えもありシホには抜かされてきていますが…」
ダブル士郎が話し出して不思議な会話だとみんなは思っていた。
それにしても一気にこの家族が集まるとやはりレベルが高い。
子供達も入れてサーヴァント連中は言うまでもなく、ヴォルケンリッター、そして各家族、メイド達も美女揃い。
それで周りにいた他の家族達は、
(レベルが高い…!)
と一斉に思っていたりする。
「あ、なのはー!」
「ユーノ君!? 来れたの!」
「私もいますよ!」
「フィア! よく来たわね」
「はい。お姉様の活躍を見にわざわざ武装隊の休暇をとってやってきました。それに…」
「フィアットちゃん。久しぶりだね」
「そうですね、すずか」
すずかとフィアットの二人はお互いに笑顔で威嚇をしあっている。
「お姉様に気持ちを伝えたというのですから今のところはすずかが優勢だというのは認めます。ですが私は諦めませんからね…?」
「望むところだよ。フィアットちゃん!」
それで二人は拳をくっつけあう。
いつもの恒例の挨拶である。
それで見ていた全員は苦笑を浮かべていた。
でもシホは二人の気持ちは知っているので笑うに笑えなかった。
「ならばその勝負。余とアルトリア姉妹同盟も参加するとしよう。奏者は余にぞっこん(死語)だからな!」
「ネロさんも面白いことを言いますね。受けて立ちます!」
「はは! 望むところよ!」
それで白熱するシホの奪い合いの様子。
「…そういえば今日はアリサちゃんの親は来ていないんね?」
「ああ。あたしのパパは仕事が忙しいからね。だからって気にしていないから大丈夫よ? アサシンや鮫島も来ていることだしね」
「そっか」
それでアリサは少し重い空気を払おうとはやてのお弁当のおかずを取り、
「あ、アリサちゃん!? なんてことを…!」
「へっへーん! 油断しているからよ!」
「はやてから取るなんてやるなぁ…」
ヴィータは感心していた。
そしてそれから午後の部になり男女混合リレーと相成って、
メンバーはすずかに、フェイト、残りは男子の二人となった。
しかしその片方の男子が急遽前の競技の騎馬戦で足を挫いてしまったのでどうするかという話になり、
「シホちゃんは…結構競技に出ているからもうクタクタだよね」
「いや、大丈夫よ?」
「でも、休んでおいたほうがいいよ。最後の六年生クラス対抗綱引きが残っているんだから」
「それじゃあたしが出るわ!」
「アリサ! 大丈夫!?」
「平気よ。アンカーのすずかに棒を渡す位どうってことないわ!」
「それじゃ他に人もいないしアリサに決定!」
そして始まる男女混合リレー。
シホ達のクラスは男子
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