第四章 空白期編
第百話 『小学六年生の毎日、流れる季節』
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達は鼻血を出しているものが複数いた。
「な〜の〜は〜!?」
「し、シホちゃん! ごめんなさい!!」
すぐにシホは水着を着直して涙目でなのはを睨む。
水着でも恥ずかしいのだ。ほとんど裸を見られたに等しいシホは怒りと羞恥の表情である。
本日はこれで終了となったがシホは羞恥心で授業後もずっと顔を赤くしているのだった。
「なのはちゃん、ちゃんと謝ったほうがええよ?」
「ううっ…そうだよね」
「今回はなのはのドジのせいだからねー」
「アリシアちゃん、ひどい…」
「今回は同情できないよ、なのは…」
「フェイトちゃ〜ん…」
それでなのははシホに謝るのに苦労したという。
◆◇―――――――――◇◆
…秋、運動会の季節。
「なんか、運動会って卑怯な感じなのよね、私」
「なんで…?」
「いや、この体って平均でも身体強化をせずとも中学生くらいの馬力は出るから」
「あ、それは私も出るよ! なんだってこの体はサーヴァントの全力にも耐えられる体なんだから!」
えっへん! とアリシアはフェイトと同じく成長してきた胸を張る。
「そうだったわね。いまだに人形の体だっていうのが信じられないからね。しっかりと成長しているし…」
「うんうん…」
「でもシホには魔術は使わずとも本気を出してもらうわよ! なんせ小学生最後の運動会なんだから!」
「そうね。頑張りましょう」
『おー!』
最近普通に身体強化の魔術も会得しているアリサ達だがこんな場所で使うほど落ちぶれてはいない。
やるなら正々堂々! 自身の力だけでの勝負を挑むのだとやる気を出している。
そして競技は行われていき午前の部が終わりシホやフェイト、アリシア、すずか、アリサの活躍もあり今のところは一位をたたき出している。
「いやーやっとお昼だね」
「そうだね」
「お母さん達がシートを広げて待っているから早く行こうか」
「うん」
それでシホ達は観客の家族のスペースに立ち寄りみんなで食事をとっていた。
「奏者よ。大活躍だったな。余は誇らしいぞ!」
「あはは…ありがとネロ」
「マスターもアリシアもいい感じに盛り上がっていたぜ?」
「うん、ありがとうランサー」
「ありがとね、ランサー!」
「なのはは、抜かされてしまって残念でしたね…」
「うぅっ…オリヴィエさん、どんなに鍛えてもやっぱり基本の身体能力は低いの…」
「主、お弁当です」
「ありがとな、アインス」
「今日は重箱だ。みんな残さず食べてくれ」
「うん。ありがとう士郎さん」
「呵呵呵! 競え競え! されば己の力になる!」
「ライダーも楽しんでいってね」
「はい、スズカ」
「…ほう。士郎くんはやはりシホちゃんと一緒で料理が得意なんだな」
「ええ、士郎
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