ある意味本当の地獄の修行
[5/13]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
お願いしますね」
しばらく、パートナーになるウンディーネに挨拶をする。
「“はい、昔はエヴァも通った道です。がんばってください”」
「そうなんですか、エヴァさんも…………」
「“ええ、エヴァの時は、ここまで万全なサポート体制はとっていませんでした。エヴァは真祖ですから、基本的に死にませんからね”」
「なるほど。ただの…………っ!」
急いで木を蹴り、地上に降りる。降りるまでかかった時間は二秒、さっきまでいたところに包丁やクナイが突き刺さっています。
「ケケケ、気ヅキヤガッタカ」
「手加減してくれるんじゃないんですか?」
「手加減シテルダロ?」
そういって、両手に包丁をもって襲い掛かってきます。怖すぎですっ!
私は刀を使い迎撃にはいりますが…………。
「ケッケケ、甘イゼ。ホラ、死亡一回メダゼ!」
「あああああああああぁぁぁっ!!」
刀を弾き飛ばされ両腕を切り落とされた。
「ツイデニ、両足モイタダキダゼ」
今度は両足を切られました…………痛過ぎます。
「くっ…………痛っ、痛ですっ!!」
「ケケケ、ソリャナ。じゃ、三十分後開始ダゼ。アバヨ!」
そういって、お人形さんは姿を消しました。
「“では、治します”」
数分後、治癒が終わり動けるようになった体を確認します。
「お人形さん、容赦なさすぎです」
「“今の実力で挑む方が間違っています。相手の実力をちゃんと把握してください”」
「はい…………がんばります…………」
容赦無くダメ出しされますが、弟との約束のためにもがんばります。
それから、その日死んだ回数は275回でした。お人形さんに襲われたらほんの少しも生きられません。いかにして、見つからないようにするか…………その考えでやっていくと、一日85回前後ですむようになりました。死にすぎですよね。
さらに1週間がたち、近頃は気配探知、隠蔽を駆使して反撃もできるようになりました。この頃の死亡回数は一日10回を下回ってきました。お人形さんはこの頃、魔獣もけし掛けるようになり、寝てるときもご飯の時も襲ってくるようになりました。こちらがせっかく作った料理を持っていかれるのですから、悲しいです。
「今日ハティラノザウルスヲツレテキタゼ!!」
「一体なんてもの連れてくるんですか!」
急いで身支度を整え迎撃します。
「イタカラシカタナイナ。俺ハ、悪ク無イ」
「くっ、この!」
しばらくして、ティラノザウルスさんを撃退しました。ここは太古に滅びたらしい恐竜もいるから驚きです。
「チ、ツマンネエナァ〜〜〜コノ頃、殺セナクナッテキタゼ…………」
「ふふふ、
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ