ある意味本当の地獄の修行
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動けないどころか、死ねない苦しみを味わうことになりました。固有結界内なら、時間制限が伸びるみたいですけど、私にはできません。炎王鬼さんと戦った時初めて使いましたが…………勝った後二週間ほどウンディーネさんのウォーターベットの中でした。掛け布団の重さや衣擦れだけで激痛が全身にはしるのだからしかたがありません。
「あとは実戦経験だな」
「うむ。だが、間違いなく現代最強の名を欲しいままにできるな。人間の中ではだが…………」
人間の中限定なんですね。
「重力10倍。炎王鬼と戦う以外かけっぱなしだんだろ?」
はい、炎王鬼さんにはなんとか…………油断してるところに龍神化を使って勝っただけですし、実力では負けていますね。
「今は15倍だな。自分でかけだしてるからな」
「恐ろしいくらいの成長速度だな。大体現実で一ヶ月程度か…………」
「そんなに短いんですか?」
既に、この中にはいって2年近くたっています。
「ああ、単純に30日が24倍だからな」
「じゃあ、旅を再開するのか?」
「そうだな。紗代を連れて剣客商売かな」
「あの、江戸で剣術大会が開かれるって聞いたことがあります。いってみていいですか?」
「ふむ、江戸か…………近いしいいかな。いいよな?」
「ああ、私は構わない」
「なら、次の目的地は江戸だな」
やった。ここにいる人達は精霊さんやみなさん強すぎていまいち自分の強さがわからないんですよね。剣術大会でためしてみましょう。
「ああ、そうだ紗代」
「なんですか?」
なんでしょう?
何か変なことお願いされる気がします。
「神鳴流として、道場破りしてね。これ師匠命令」
「どっ、道場破りですかっ!!」
「いいなそれは、もし負けたら鍛えなおしだな」
そんな、無茶苦茶な…………。
「なら、その時は俺が稽古つけてやろう」
「炎王鬼ならたしかにいいな。使い魔より弱い主など以ての外だしな」
「だな。あと、道場破りのときは気と魔力、神剣は無しだな」
どんどんへんな方向にいきますよ。
「あの…………」
「「なんだ?」」
シオンさんとエヴァさん二人の師匠が同時に返事します。
「がんばりますから…………勝ったらご褒美くださいね?」
「ああ、いいぞ」
「うむ、まかせろ」
がんばってみましょう。それにしても、私も自分の技考えてみようかな?
それから、現実に戻り、旅立つ準備をしてからシオン様とお墓参りへ行った後に龍神様の祠へと行きました。
「いまさらだけど、ほんとにいいのか?」
「はい。後悔はありません」
振り返って決意を陳べます。
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