ある意味本当の地獄の修行
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とについて話してくれ」
「はい。私の一族は龍神の血が流れていると言われています。一族の祖先が龍神様と交わり、子を成したと伝えられているからです。実際、一族の女性には代々不思議な力が現れます。私の場合は龍の眼です。母は炎の龍を呼んだりできました。炎王鬼さんにはかないませんでしたが…………」
「まあ、あいつに炎で挑む方が間違ってるからな」
あいつの炎の力はすごかったからな。
「はい、それは仕方ありません。一族の女性は治癒の力もあったので簡単な怪我なら治せました。だから、村の方々も感謝してくださり、龍神様を祭るようになったそうです」
「男の方には何も無いのか?」
それは少し気になるな。
「ほとんど女性しか生まれないのですが、男性の場合は治癒力と身体能力、頑丈さなどがすごかったと聞きました」
「でたらめだな」
「ああ、龍眼について何か分かるか?」
「わかりません。ただ、いろんな物が見えるようになりました」
「それは、後々調べるか」
時間はあるわけだしな。
「後は…………私の父は偉いお方だとは聞きましたが、あったことも覚えてないので分かりません」
「そうか…………」
「マ、気ニスルナヤ」
「だな。じゃあ次にすることがある。紗代、一族の墓はあるか?」
「ありますよ?」
「なら、こいつを入れてやれ。」
遺灰をいれた瓶を渡す。
「これは、まさか…………小次郎の?」
「ああ、一族の墓に弔ってやれ」
「はい…………ありがとうございます…………」
これでよかったかな?
“…………いいと思う…………泣いてるけど…………”
「なら、手伝ってやるか。案内しろ」
「はい!」
俺たちは神鳴家の墓へと移動した。
紗代Side
お墓に移動した私達は、小次郎の遺灰を墓に収め線香をあげて祈りました。
「お姉ちゃんは強くなりますね。強くなって母と貴方の分まで生きます。そして、私達と同じような人をださないためにも、がんばります。だから、見守っていてください」
弟に報告をすませ、決意を新たにします。少し後、皆のとこへと戻りました。
「もういいのか?」
「はい、いきましょう」
「分かった。いくぞ、エヴァ」
「ああ」
そして、私の家に戻り、シオンさんの別荘に入って行きました。
「なんですか、これは…………」
目の前に広がっているのは、雄大な大自然と見たことの無い家。
「あ〜勝手に出歩くなよ? 死ぬから」
死ぬって一体何が…………。
「ここは、大精霊からはじまって、精霊やら魔獣。妖精
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