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ハイスクールD×D 〜銀白の剣士〜
第9話 Side一誠
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ンバーガーを食べる。

「そ、そんな食べ方があるなんて! すごいです!」

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・なんて新鮮な反応なんだ。本当にかわいいなアーシアは。

「ポテトもこうやって手掴みです」

「なんと!」

 フライドポテトを食べる俺を興味深そうに眺めるアーシア。微笑ましくて思わず顔が笑いそうになる。

「いやいや、アーシアも食べな」

「は、はい!」

 ハンバーガーに小さくかぶりつき、もぐもぐと口を動かして食べ始める。

「お、おいしいです! ハンバーガーっておいしんですね」

 目を輝かせながら言うアーシア。

「ハンバーガー食べたことないの?」

「はい。テレビではよく見るのですが、実際に食べたのはこれが初めてです。感動です! おいしいです!」

ふと、普段何を食べているのか気になったので聞いてみる。

「普段は何を食べてるの?」

「パントスープが主です。お野菜やパスタの料理も食べますよ」

 なんとも質素な食事だ。おそらくは教会だからだろうが。

「そうか、そうか。なら、今度また別のものを食べに行こうな」

「はい!」

 パクパクとおいしそうに食べるアーシア。

(さて、食べ終わったらどうしようか? ・・・・・・・・・・・・・うーん。ゲームセンターでいいか)

「アーシア」

「は、はい」

「食べ終わったら、ゲームセンター、通称ゲーセンに行くぞ」

「はい!」

 しばらくして、食べ終わったアーシアを連れて俺たちは、ゲームセンターへ移動した。

「――――ん?」

「どうかしましたか?」


「いや、なんでもない」

 誰かに見られていたような気がするが、気のせいだろう。





■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■





「峠最速伝説イッセーッ!」

 アクセルを踏んで、カーブの手前で手早くギアチェンジ。そして、相手の車両を一気に抜き去った。

「速いです! 速いです、イッセーさん!」

 フッ、見ているかアーシア? 俺のハンドルさばきに酔いしれな!

 俺たちはゲーセンのレーシングゲームをしていた。

 オカルト研究部に入るまでは、帰宅部だったのでゲーセンにはよく行っていた。レーシングゲームだろうとなんだろうと余裕だぜ。

『WIN』

 俺の勝利を告げる文字が画面に映し出される。ふっ、俺に勝とうなんて、百年早いのだよ。

少し、自分に酔っていると、いつの間にかアーシアがいなくなっていることに気づいた。

 キョロキョロと辺りを見渡すと、クレーンゲームの前にアーシアが張り付いている。

「どうした?」

「はぅ! い、いえ・
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