9話 父の適当は遺伝でした。
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は龍の契約の儀式らしい。
少し、残念なような、安心したような……。
あと、ファーストキッス事件の後、ヒルダ達が黒龍に突撃したが……。
「邪魔だ、ザコ。」
ドォォォォォン!
『きゃぁぁぁぁあ!』
な、感じで吹っ飛ばされていた。
まあ、そのおかげで俺は正気に戻れたのだが……。
『しくしくしく』
と、今だ負けた事にショックを受けているのか、城に帰ってからも泣いている侍女悪魔たち。
よほど負けたことが悔しいらしい。
そんな侍女悪魔達はとりあえず今はフォルカス先生の所で治療中。
俺と黒龍は現在、父の部屋に今回の報告に来ている。
「いやー!まさか討伐するでもなく、封印するでもなく、契約するなんて
すごくね?さすがわしの息子じゃね?」
「おい、ちょっと待て。何だそれは?」
父が俺のことを褒めていると、何か引っかかる事があったのか、
黒龍は父に質問をする。
「え?息子が凄いって?」
「違う!討伐とはどういうことだ!試練ではなかったのか!!?」
父に怒鳴る、黒龍。
試練?どういうこと?
「あ〜、黒龍ちゃん。どういうこと?」
この後、怒りを通り越して、呆れたのか、諦めたのか。
黒龍が試練について、話してくれた。
なんでも、千年前の出来事で初代ベルゼブブが黒龍と約束していたとか。
それを聞いた父は……。
「おお!すっかり忘れてた!!まあ、父上も忘れていたし問題ないかな?
と思って、サボったんだったわ!いやー、メンゴメンゴ!!」
軽い感じで謝罪した。
おいおい……。父よお爺様よ、あんた達どんだけ適当なんだよ。
こんな感じで謝罪された黒龍はブチ切れるのではないかと心配してチラっと
横にいる、黒龍を見る。
「……、もういい。契約者も見つかったし、問題ない。
ハァ。」
なんかとっても疲れた様子でため息を吐いていらした。
ごめんね、後で何かご馳走するよ。
こうして、黒龍は俺の侍女となり、この事件は終了した。
あれ?結局、この事件は俺のストレスと悩みごとが増えただけなんじゃ……。
おまけ
侍女悪魔達の会話
「あのビッチ。どうしてくれようか!」
「ヒルダ姉さま!この注射で操り人形にしましょう!」
「いや、それよりもさっさと暗殺を……」
6時間以上、暗殺、もしくは紅蓮に嫌われるように細工するなどを
フォルカス先生の診療所で会話していたとか……。
「治療が終わったんだから、帰ってくれないか?」
それにより、フォルカス先生がストレスで薬を服用するように……。
「女の嫉妬ほど、恐ろしいものは無い」
以上!
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