暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第19話 ヴァリエール姉妹(長女抜き)
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てもどんどん集まるでしょうね」
後半抑えきれずに、畳みかける様に喋ってしまいました。秘薬の事も言ってしまいたかったのですが、そこまで言うと、警戒されてしまいそうだったので、自重する事にしました。
カリーヌ様は唖然としています。
(……少し言いすぎましたか?)
心配になった私が少し間を置くと、平静を取り戻したカリーヌ様が口を開きました。
「リッシュモンとギョームについては、私達でも調べて見るわ」
この時のカリーヌ様は、にっこりと良い笑顔で笑っていました。(怖い)
この後私は、他にマギや父上から聞いている事は無いか、カリーヌ様から追求を受る
破目
(
はめ
)
になりました。
ボロを出せない私のとって、神経をすり減らす辛い時間となりましたが、そこに救いの天使が現れます。執務室をノックする音が響きました。カリーヌ様は、追求を一時止め入室を許可しました。入って来たのはルイズです。
「ギルバートに、その……話があって……」
「分かりました。カリーヌ様との話も終わっていますので、すぐにでもお聞きします。では、カリーヌ様。失礼しました」
私はこれ幸いと、ルイズを連れてその場から逃げ出しました。
私はルイズと話をする為、私の部屋へ向かいます。しかし私には、寄らなければならない場所がありました。そう、カトレア様の部屋です。マルウェンの首輪について、口裏を合わせてもらう必要があるからです。
「ルイズ。悪いのですが、カトレア様に用があるんです。少しカトレア様の部屋によっても良いでしょうか?」
何故かルイズは、ガタガタと震え始めました。私は何度もルイズに話しかけましたが、まともな返事が返って来ませんでした。仕方が無いので、ルイズの手を引きカトレア様の部屋へ向かいました。
私はボス部屋の扉をノックをしようと、手を上げドアを叩こうとした瞬間……。
「ギル。すぐに入ってちょうだい」
ノックより先に返答が来ました。カトレア様の能力は、扉の向こうまで有効ですか。
「失礼します」
相変わらずガタガタ震えるルイズの手を引き、カトレア様の部屋へ入室しました。カトレア様は私の顔を確認すると、いつもの様にコロコロと笑います。次いでルイズを見ると、一瞬だけフラットな表情になりました。
(あれ? ……カトレア様が怒ってる? ルイズは何やらかしたのでしょうか? 温厚なカトレア様を怒らせるなんて尋常じゃないですよ)
ここは用件だけ済ませて、早々に撤退するのが吉と判断しました。私はルイズから手を離すと、姿勢を正し口を開きます。
「カトレア様。実はお願いしたい事があるのですが……」
「分かっているわ。(公式には)私があげたチョーカーの事ね」
(
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