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森羅と創世のエターナル真祖
紗代と小次郎@
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あるのか?」

多分、鬼だと思うが…………さて、何が出るやら。

「はい、夜な夜な鬼がでるそうで、近く生贄を捧げるそうですよ」

「生贄?」

「はい。あの村には代々不思議な力を宿す女子が生まれるそうで。それも、なにやら、龍神様の血を引いてるとかでして…………」

「鬼共にとっては、格好の餌という訳だな」

「わかったありがとう。こいつは礼だ」

少量のお金を女将に渡し、何個か団子をつつんでもらって、龍神村を目指す。


 茶屋からしばらく進み交差路を右に行く。

「どう思う?」

「…………おそらく、龍神の血がまことなら、かなりの魔力をもっていることになるな。おそらく、力も龍神関係だろう」

「確かにな」

エヴァの考えどおりだろう。少し、先を見てみるか。

「まずいな」

森羅の力で千里眼のような力を発動させて、行き先を見るとに鬼共や他の妖怪がうじゃうじゃいる。

「どうした?」

さっき見た光景をエヴァに伝える。

「時間かかりそうだな」

「まあ、しかたないか。いくぞ、エヴァ。押していくから片っ端から殺せ」

「うむ、了解だ。ついでにチャチャゼロ」

「ヤットデバンカ?」

「ああ、思う存分殺しまくれ」

「ケケケ、切リマクルゼ〜」

チャチャゼロ、はりきってるな〜なら、こっちも出すか。

「おいでムー」

召喚陣を通し自宅にいるムーを呼ぶ。

「GRUUUUU」

「オーダーはただ一つだ。鬼と妖怪を片っ端から見敵必殺(サーチ&デストロイ)だ。見つけ次第、殺せ」

「行クゼ」

チャチャゼロとムーが走り出し林の中に消えていく。

「いいのか?」

「あいつらに軽く殺されるようならいらんだろ」

「そうだな。じゃあ、私達もいくか」

「ああ」

そうして、龍神村へ向けて出発した。











 両側の林からは戦闘音が聞こえる。

「オラオラオラオラ、ヌルイゼ、モット足掻ケヤ。殺シチマウゾ」

もう、片方の林からは遠吠えが聞こえて来る。

「GRUUUUUUUUUUUUUUUUU!!!!!」

そして、噛み砕かれる音や断末魔が聞こえてくる。

「来たな」

前方に鬼の集団が現れた。その数200体。

「エヴァ」

歩みをとめずにエヴァを促す。

「まかせろ。リク・ラク ラ・ラック ライラック 来れ氷精 爆ぜよ風精 氷爆(ニウィス・カースス)!! 」

空気中に大量の氷を瞬時に発生させ、凍気と爆風で氷の塊を相手の中に叩き込んで、爆発を起こさせている。その攻撃によって、敵は問答無用でなぎ払われている。

「ふはは、私の敵ではないな!!」


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