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DQ4 導かれちゃった者達…(リュカ伝その3)
第4章:モンバーバラの姉妹は狼と行く
第8話:それは拙いッス!
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よ!
本当に夜這いなの!?

「あ、あの…マーニャさ「キングレオ城での一件……ビックリしたけど、ありがとう!」
ビンタしたのに礼を言われた!?
この()、M属性の娘じゃなかったら、この流れはヤバイよ…

「私ね…父さんを殺されて、ミネアを守らなければならなかったから、焦ってたのかもしれないの……だから私達の邪魔する奴は皆が悪で、殺しても気にする必要がないと勝手に考えてたんだと思う」

その考え方が解らないでもない。
俺もサマンオサでリュカさんの言動を見てなかったら、同じ思考で生きてきたはずだから……
でもね……こんな夜中に、瞳を潤ませながら、俺の部屋で二人きり状態で言う事じゃないんじゃないかな?

「ウルフって凄いよね……何時もはチャラく振る舞っているのに、本当は色んな事をしっかりと考えていて、正しい答えを分かっているんだもん」
ううん……コレは全部リュカさんから学んだ事なんだ!
俺が凄いんじゃなくて、俺の師匠が凄い人物なんだよ……だから、瞳を見詰めながら迫ってくるのは止めてくれ!

「あ、あのねマーニャさん……褒めてくれるのは嬉しいけど、夜に男女が二人きりで部屋に篭もって見つめ合うのってヤバくない? 俺には愛している彼女が居るから……」
「でも……ウルフは私と愛人的感覚ならOKって言ったわよね!? 私も……」

あぁ……『取り敢えず喰っちゃえば?』ってリュカさんの声が聞こえる。
うるせー! 今は黙ってろ馬鹿!
そして俺の股間の暴れん坊ソードも静まれっての!

「ダ、ダメですからマーニャさん! 俺にはマリーという可愛い彼女が居て、裏切る事なんて出来ませんから!!」
「………私って魅力ないかな?」
(ちげ)ーよ…魅力の問題じゃねーんだよ!

ウルフSIDE END



(ハバリア)
オーリンSIDE

何やら(ウルフ)の部屋から声が聞こえる……
もしやと思い部屋を訪ねてみると、マーニャお嬢さんが(ウルフ)に接近し話しをしているではないか!?
狙った女の片割れとは言え、そんな浮ついた奴に奪わせる訳にはいかない!

「夜中に何を騒いでいるのですかマーニャお嬢さん!」
ノックも無しに部屋に乱入し、二人の良さげな雰囲気をぶち壊す。
ひょろい伊達男が、オレ様の女に手を出すんじゃねー!

「な、何よオーリン! わ、私はただ……ウルフに魔法を教わろうと思っただけよ!」
「しかしマーニャお嬢さん……夜中に若い男女が二人きりで部屋に篭もるなど……間違いの素ですぞ!」
「そ、そうだよマーニャさん。魔法談義だったら明日の昼間でも良いじゃん。お、俺もう眠いし……今日の所は……ねぇ?」

ちぃ……この期に及んで紳士を気取りやがって!
まぁいい、目的は果たせたのだか
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