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IS《インフィニット・ストラトス》 〜死神の序曲〜
本編
凰 鈴音
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だから、部屋代わって」
怜が先に引き上げた後に俺は鈴に問い詰められた。
そして怜と同じ部屋ということを言ったら今の通り、部屋に突撃してきたというわけである。
それにしてもどうして俺と一緒の部屋が良いのだろうか?
そうか、久々に日本に来たということで心細いのか。
「ん〜、悪いけど無理かな」
「何でよ !? ま、まさかアンタ、コイツに好意でも持ってんの?」
俺はそのやり取りを聞いて、飲んでいたお茶を吹き出してしまった。
な、何を言っているんだ鈴は !?
「鈴、何を言って「まあ友達としてなら好意は持ってるよ。からかいがいのある子だし♪」いるんだ……って俺がからかいがいがあるってどういうことだよ怜!」
俺の言っていることはスルーして怜は喋り続ける。
「でもそんなことに関係なく勝手にやったらいけないでしょ。寮の担当は織斑先生だったから織斑先生に許可を貰ってきたら私は構わないよ。それとも許可もう貰ってきてるの?」
怜に正論を吐かれて鈴は「うっ!」と言い、後ろに
後退
(
あとずさ
)
る。
だが俺は何故か怜があっさり千冬姉が認めれば出ていくということを知り、胸が少し痛んだ。
何だこの痛みは?
「くぅっ!い、一夏、ところで約束覚えているわよね?」
分が悪いと判断したのか鈴は話題を変える。
約束?
そんなことしたっけなぁ………あ、したなぁ。
「約束ってあれか?」
「うん。覚えてるよね?」
鈴が不安そうに見つめてくる。
怜は……興味ありげに見てるなぁ。
「鈴の料理の腕が上がったら毎日酢豚を……」
「そうっ!それ!」
「……奢ってくれるってやつだよな」
俺もよく覚えてたよなぁ。
良かった。
これで鈴にどやされないで済むな。
「………はい?」
「だから鈴が料理出来るようになったら俺にメシをごちそうしてくれるって話だろ?いやぁ、ちゃんと覚えていて良かっ…」
パアンッ!
「……へ?」
俺は気づいたら鈴に頬に平手打ちされていた。
俺は鈴にゆっくりと向き直ると鈴は瞳に涙を浮かばせていた。
「女の子との約束をちゃんと覚えていなかったなんて最低!犬に噛まれて死ね!」
それだけいうと鈴はすぐに部屋から出ていった。
ヤベェ、鈴を怒らせちまったか。
だが俺はあそこまで言われるようなことしたか?
そう思っていたら後ろから肩を掴まれる。
そして一気に引き寄せられたかと思ったら俺はぶっ飛ばされていた。
俺はいきなり殴り飛ばされた後、戸惑いながら顔を上げると怜が冷やかな視線で俺を見ていた。
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