暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic7金の閃光・運命来たる〜The CharioT〜
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ム時のように魔力の羽が生えていて、デバイスを取り巻くように円環魔法陣も展開されている。アレは魔力の増大や加速、放出や集束を補助するためのモノだというのを、昔リニスに教わったことがある。

「ディバイン・・バスタァァァーーーーッッ!!」

――ブリッツアクション――

防御という選択を一瞬で捨てて回避に全力を注いだ。機動力に特化してる私の防御力で、この砲撃の直撃は危険だ。下手すれば一撃で・・・。この子、砲撃だけはきっと一線級だ。でも避けてしまえば「終わりだよ」あの子の背後に回り込んで、

――サイズスラッシュ――

あの子が完全に振り返る前に“バルディッシュ”を振り降ろす。当たる直前であの子のデバイスが≪Protection≫オートでバリアを発生させた。刃が防がれるけど少しずつ侵略。その間にフォトンスフィアを4基展開させて、

――フォトンランサー・マルチショット――

バリアに一斉発射。サイズスラッシュとフォトンランサーの同時攻撃でバリアを破壊、そのまま“バルディッシュ”の一撃を打ち込む。

「ごめんね・・・」

「きゃぁぁぁああああああああああッッ!!」

確かな手応え。今度こそ撃墜した。あの子は一直線に落下して地面に激突した。念のために追撃のフォトンスフィアを展開させたけど、起き上がる気配がなかったから破棄。地上に降り立って、アルフの方も終わっているのを視認した。動物の子はアルフの右前足で押さえつけられていた。抵抗がないところを見ると、あの子も気を失っているみたいだ。

「ま、こんなもんだね」

「うん・・・・」

改めて時計の方へ向き直ると同時、「バインド・・!?」私とアルフにリングバインドが仕掛けられた。色は銀色。頭だけを動かせば、いつの間にか黒い子が起き上がっていて「ご苦労様」なんて私たちに労いの言葉を掛けてきた。しかも「これは・・・!?」私たちの足元に見たこともない魔法陣が描かれて・・・

「高町なのはとユーノ・スクライアの迎撃は元より対時間移動のヒントをくれたあなた達に、プレゼントを贈ろうと思う」

――ラディウス・テンペスタース――

地面から光が噴き上がって呑み込まれた。全身を襲う激痛と視界いっぱいの閃光。この魔法で私は一瞬で意識を奪われた。次に気が付いた時に私が居たのは、アルフに運んでもらったのかこの世界で過ごすために用意した拠点の寝室のベッドの上だった。

†††Sideフェイト⇒ルシリオン†††

思っていた以上に早い参戦だったフェイトとアルフ。なのはとユーノと名乗り合うのも、何回か激突を経てからだったはずだが。ま、この世界ではそうなんだろうと納得しておく。複製技で意識を刈り取ったフェイトとアルフから懐中時計へと目を向ける。フェイト達への攻撃はやはり胸は痛んだが、
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