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IS《インフィニット・ストラトス》‐砂色の想い‐
番外編 IF カルラプール物語
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で嬉しいのでしょうけど、私としては……うーん。友達を待ってる身ですし。

「すいません。友達を待ってるのでまた次の機会にでも」

「いいじゃないか。少しくらい、ね?」

 その後数分あれやこれや理由をつけて断っているのに一向に折れてくれません。女尊男卑のご時世にここまで押しの強い人は初めてなんですけどそろそろレース展開も気になるんですよね。

『ご存知2人はオリンピックレスリング金メダル、柔道銀メダルのメダリストペア! 高校生2人組み絶体絶命かー!?』

 司会の人の声が会場に響きます。ってえ!? メダリストペアってなに!? そんなの出てたんですか!?
 少し気になってそちらを見ると鈴さんとセシリアさんは既に5つ目の島で、その前にはマッチョウーマンとも言える女性二人が立ちふさがっています。

「ね? 5分だけでいいから」

 その展開が気になって気が緩んだせいで、男性に腕の部分を掴まれてしまいました。

「あ、あの……困ります。本当に友達が」

「いいからいいから」

「痛っ」

 少し強めに引っ張られたせいで足がもつれてしまいました。転びはしなかったものの……振りほどいていいんですけどこんな人の多いとこだと他の人に怪我させちゃいそうだし……

『はい? ええと、こ、ここでウォーターワールド名物! 荒くれ者集団ヘビースモーカーズの乱入です! この乱入に参加者は耐えられるのかー!』

 司会のお姉さんの声が響き渡った瞬間、プールに物凄い数の水柱が出現しました。

「な、何あれ!?」

『よーし! 射撃開始! ぶっ放せ!』

 物騒な声と共にプールの上に船が現れました。なんか銃身が4つ付いた射撃台を船首につけた船がこちらを向いています。次の瞬間にはその銃身が火を……水を吹いた!

ドドドドドドドドドドドド!!

「ぎゃああああああああ!」

 私はとっさにその場に伏せて避けたけど、間に合わなかった私の腕を掴んでいた男性がその水の弾幕にもろに巻き込まれ吹っ飛ばされる。
 というか何あれ何あれ!? どっかの映画で見たことあるような船なんですけど!
 水の弾幕は何故か私の腕をつかんでいた男の人に一頻水の弾幕を浴びせると………いやいや死んじゃいますよ! 銃身4つもあるから誤射もすごいしてるし人とかパラソルとか椅子とか吹き飛んでますけど!?
 船は気が納まったかのように観客への射撃を中止すると今度は島の上にいる4人に射撃を集中……小さい島は耐えられるわけも無くひっくり返り……全員脱落。

 な、なんだったんでしょう今の……

 そう考えた瞬間にプールのそこから無数の何かが飛び出してきました。

 それは……

「ウォーターバイク!?」

 30から40くらいのウォーター
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