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IS《インフィニット・ストラトス》‐砂色の想い‐
番外編 IF カルラプール物語
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想外というか。いえ、予想通りなんでしょうねこの場合は。何かを言い合っているセシリアさんと鈴さんがいました。

「と、とりあえず中に入りませんこと? 私も詳しい話を聞きたいですし」

「そ、そうね。アタシもそれがいい気がしてきたわ」

 そしてその瞬間こちらを振り向いた私と二人の目がばっちり、ええもうばっちりと会いました。

「「ああああああああああああ!!!」」

 そしてそのまま突っ込んでくる二人! なんで!? どうして!?

「カルラ! どうしてここに!?」

「まさか誰かと来ているとか!?」

「その相手が一夏なんてことないわよね!」

「そして二人で一夏のアバンチュールへと!?」

「一夏と一夏をかけたのね! って誰が上手いこと言えと!」

「そしてカルラさんはなぜここへ!?」

「まさか誰かと来てるわけ!?」

「その相手がまさか一夏さんなんてことは!」

「そして二人で一夏のアバンチュールへってことね!」

「一夏と一夏さんをかけたのですね! って誰が上手いこと言えといいましたの!」

「そしてなんでカルラはここにいるのよ!」

 ああああああああ、なんか無限ループしてる………


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「はあ、なるほど。鈴さんは一夏さんを誘ったけど白式のデータ取りで来れなくなったから一夏さんはセシリアさんを誘って、どっちも会うつもりできたら二人は鉢合わせて初めて一夏さんが来れないことを知った、と?」

「まあ、簡単に言えばそう言うことね」

「ですわね」

 ウォーターワールド内の喫茶店で2人の話を聞きながら簡単に話を纏めてみる。つまりはどっちも一夏さんと来る予定だったと。だからどっちも服装に気合入っていたんですね。
 一応ここは喫茶店と言うことあって普通の服でも水着でも入れるようで、さっきから水着で入ってくる人もちょくちょく見かけます。まあ私はまだプールに行ってないので私服ですけど。

「で、どうするんですか?」

「って言っても遊ぶ気もないですし……」

「でも帰るのも勿体ないしねえ」

 鈴さんは紙ナプキンで作った紙飛行機を飛ばしては落としそれをまた拾っていて、セシリアさんはストローの入っていた袋を結んでは解いてまた結んでと二人ともとんでもなく無駄な時間つぶしをしています。まるで2人の世界が絶望しかないかのように……
 とりあえず……

「折角だし寄っていきませんか? これすごいレアなチケットらしいですし」

「んー? って言ってもねえ」

 私のことばに鈴さんは首を傾げて、セシリアさんはため息をつきます。む、無理かなあ。ダメなのかな? 折角来た
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