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IS《インフィニット・ストラトス》‐砂色の想い‐
番外編 IF カルラプール物語
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!」

「そ、そう……なんですか?」

「そ・う・な・ん・で・す!」

「は、はあ」

「そういうわけですから私はこれで!」

 セシリアさんはすごい剣幕で私に迫った後に直ぐに寮へと入っていきました。うーむ、見間違いじゃなければあれは私の持ってるチケットと同じものなんですけど、違うのでしょうか?まあ期限は明日ですし行くんでしたら向こうで会うこともあるでしょう。
私は部屋に戻りながらそんなことを考えていると

「あら? カルラじゃない!」

「ふえ?」

 掛けられた声に振り向くと何故かすごい笑顔の鈴さんが立っていました。いや、それはもう気持ち悪いくらいに機嫌の良さそうな顔で。

「あのー、何かいいことありました?」

「あら? 分かるー?」

「ええ、まあ……」

 これだけニヘラニヘラしてれば誰でも分かると思いますけどね。

「ま、今度話してあげるわ。今アタシは忙しいから! じゃね!」

「は、はあ」

 そのままスキップしながら去っていく鈴さん。うーん、よく分からない……というより意味不明すぎて恐い。
 とりあえず準備して寝よう。折角だから行かないと損だし。

 部屋に戻って時間を調べて……あ、9時にレゾナンスからバスが出てる。ってことは8時に起きればいいかな。


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 ウォーターワールドゲート前10時。
 バスを降りた私に降り注いできたのは真夏の太陽。天気快晴、雲一つない絶好の遊び日和です。
 同乗していた人たちは誰かしらと楽しそうに会話しながらウォーターワールドの中に入っていきます。この中一人って……でもここって今の時期前売りチケットでしか入れないくらい人気らしいですし、ネットで見たらここのチケットのオークションで5千円超えているんですよね。実に倍の値段がついていたんです。さすがに勿体ないし一枚しかないのに他の人にあげるのもどうなのってことで来たんですけど……

「か、帰ろうかなぁ……」

 どこを見ても人、人、人。ちなみに言うと一人で来ている人は0。そのくらい見ればわかります。プールで一人って結構孤独感増すような気がするんですけど! どうなんですかね!?
 とりあえず来てしまったんですしどういうものがあるのかどうかだけでも見ていきましょうかね。

そう思って私は他の人より遅れてゲートへと向かいます。

「……夏さんに誘われてここに!」

「……そのチケットはアタシが用意したの!」

 何かゲート前が騒がしいですね。何かあったんでしょうか?
 というよりこの声って聞いたことがあるような……

 騒がしいほうを見てみるとそこには予想通りというか、予
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