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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第六十九話】
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――っと、若干怒り気味に答えた美冬を眺めつつも。
「何にしてもさ、アザも残らなそうだし、怪我も大したことなさそうだし良かったよ」
「……こんなの、怪我のうちに入らな―――いっ…たた…っ!」
「そもそもわたくしと致しましてはこのように横になっていること自体無意味――つぅぅっ…!」
「セシリア、鈴、動いちゃ――いててっ…!」
「だ、だからお前ら無理するなって、安静にしてろよな」
そう告げると、不意に何となく一夏を見るとその表情が――明らかにバカだって顔をしていた。
それに反応したのが――。
「バカって何よバカって!バカ一夏!」
「織斑さんこそ大バカですわ!」
「織斑君ひどーいっ!!」
――っと、順に鈴音、セシリア、美冬が声を荒げた。
そして、保健室のドアが開き――。
「好きな人達に格好悪い所を見られたから、恥ずかしいんだよ?」
「ん?なんだって?」
「好きな人達に…?」
――入ってきたのはシャルルだ、因みに未来は美冬の分の打鉄返却に行っているため、今この場には居ない――。
まあそれは置いといて、どうも一夏はシャルルが言ってた言葉が聞き取れない――というか、突発性難聴症でも発症してるのだろう。
一回耳鼻科を本気でオススメしなければ。
――てか鈴音の好きな奴はまあわかるが、美冬とセシリアに好きな人が居てるのは初耳だな。
「なななな何を言ってるのか、全っ然わかんないわね!こここここれだからヨーロッパ人って困るのよねぇっ!」
「べべっ、別にわたくしはっ!そ、そういう邪推をされると些か気分を害しますわねっ!」
「わ、私は…うぅ、お兄ちゃんにカッコ悪い所見せたから……」
「別に美冬はカッコ悪い所なんか見せてないだろ?――てかセシリア、好きな奴居たんだな」
「えっ!?……ヒルトさん、耳がよすぎますわ……」
その何気無い一言で、何故か顔が赤くなるセシリア――そして俺は…。
「まあ、誰かを好きになるのは悪いことじゃないしな」
そう告げ、セシリアの頭を軽く撫でるとその表情が嬉しいようでまた微妙そうな表情に変化した。
――おかしい事は言ったつもりはないのだが…。
撫で終えて、何となくシャルルの顔を見ると何故か少し表情が暗かった――が、俺が見ているのに気づくと少し頬を桜色に紅潮させながら手に持った飲み物を――。
「はい、ウーロン茶と紅茶に麦茶。とりあえず飲んで落ち着いて、ね?」
「ふ、ふんっ!」
「……デュノアさん、いただきますわね」
「ありがとう、デュノア君」
三人は渡された飲み物を受けとると、そのまま一気に飲み
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