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ONE PIECE NOVEL -SHISHI BREAK STORY-
第07話 狂い始める作戦
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聞かせていた。

『最初は興味がなかったが、ある部分を読んでおれはビビッと来たんだ!!何でも、斬新な動きや派手な装いを取り入れたものだというじゃねえか!!これはおれさまにピッタリだと思わねェか!?』

『お、思います!!』

両手で拳を作りながら、力説するバギーに思わず頷く囚人達。

『この『クマドリ』と呼ばれる化粧は『カブキ』に必要とされている物だ!!絵は残念ながら覚えてねえが、恐らくこれで合ってるはずだ!!野郎共ォ!!いいから続けるぞ!!』

『お、おう!!!キャプテン・バギーが言ってんだ!!間違うわけがねえ!!』

バギーの言うこと成すこと全てを尊敬している囚人達はその言葉に頷き、続きを始めた。

『おい!!戦場はどうなってんだ!?』

『何で他の映像が切れたんだ!?』

『エースやバーソロミュー・くまの軍団を映せー!!』

しかし、シャボンディ諸島の観客達はそんな事よりも他の状況が気になるため、他の場面を映せとの要望の声が上がっていた。


























一方、モビーディック号の甲板で一連のシシの動きを見ていた『白ひげ』はニヤリと笑いながら、眺めていた。

「あの小僧…やるじゃねえか。」

『白ひげ』が思わず、シシを賞賛する言葉を口にする。

「オヤッさん!」

後ろから『白ひげ』を呼ぶ声が聞こえ、振り返ると額に蜘蛛の入れ墨を入れて、巨大な刀を手にした海賊がゆっくりと歩いてくる…その顔に見覚えのある『白ひげ』はその海賊の名前を呼んだ。

「スクアード!てめぇ、無事だったのか。さっき連絡をいれたんだが…」

「ああ、すいません。」

『白ひげ』の傘下である『大渦蜘蛛』と呼ばれる男であり、新世界では名の轟く船長でもあった。『白ひげ』は最初、全海賊団の指揮を任せようと通信を入れたのだが、その場にいなかったため他の船長にその役目を任せたのだった。

「後方の傘下の海賊は大丈夫の様だ……何故か奴ら、仲間割れを始めやがったから。」

スクアードは刀を構えながら、『白ひげ』の横を通り抜けて前へ出るのを見ながら『白ひげ』はこの先の事を話し始めた。

「ああ、それなら安心だ…だが、いつまでも悠長にしていられねえ……ここからは俺も出る!!一気に攻め込むぞ。」

「………」

『白ひげ』の言葉に黙り込むスクアード…その様子を疑問に思った『白ひげ』は再び声を掛ける。

「?どうした、スクアード。」

「いや…そうですね。俺達も全員あんたにゃ大恩がある。白ひげ海賊団の為なら、この命も投げ出すつもりだ!!」

鞘から刀を抜くとゆっくりと持ち上げて構えるスクアード……その姿は少し先で戦っていたマ
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