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ONE PIECE NOVEL -SHISHI BREAK STORY-
第07話 狂い始める作戦
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せたのだ。

原作を見て、俺が思ったのはパシフィスタを利用できないかということだ…あれだけルフィ達を苦しめた兵器なのだから、破壊するよりも利用する方が効率がいいと考えた。

ちなみに鋼鉄の体を切れたのは『ブルブルの実』を使って、刀に目には見えないほどの細かな高周波を発生させたのだ…ホントはこんなのを使わなくても、すんなりと切れたのだが、これはいわゆる保険のようなものだ。

「(『白ひげ』の重要イベントにも対応することが出来るしな。)さて…どうだ?あんたらが開発した兵器が自らに牙を向いた感想は?」

「………!!」

俺の質問に顔を顰めながら、歯噛みをして睨みつける戦桃丸を俺は上機嫌な様子で見ながら、被害を受けていないパシフィスタ2体に近づき、両手を顔に押さえつけるとさっきと同じように力を込めると、同じ電子音が聞こえ、レーザーを放ち始めた。

「念のためだ、あともう2体暴走させておくぜ?…さあ、これで作戦を実行できるならしてみな?」

「おい!待て!!……くっ!!」

俺はそう言うと『白ひげ』のイベントを阻止するべく、モビーディック号へと向かい始めた。戦桃丸は行かせまいと俺に迫ろうとするが、暴走パシフィスタのレーザーが手前に着弾し、爆発を起こす…このままでは巻き添えを食らうと判断したのか、その場から一旦離れて別の場所へと移った。

「ちっ!お前ら!!あいつらを止めるんだ!!壊しても構わない!!」

正常に動いているパシフィスタに戦桃丸は命令を下すと、次にはパシフィスタ同士の戦いが始まっていた。


























『おい!バーソロミュー・くまの奴らが同士討ちを始めたぞ!?』

『仲間割れか!?』

シャボンディ諸島にて映像を見ていた人々は突然、バーソロミュー・くま同士が戦いだした光景に驚いていた。

「!?何が起こっている!!………!!ジンドウ・シシか!!?」

処刑台にいたセンゴクにもその光景は見えており、何事かと思ったがすぐにある男の名が浮かび歯軋りをしていた。

『分からない!!だが、あいつら不死身なのか!?人間じゃあねぇみたいだ!!』

観客の1人が戦いを観戦していて、互いに傷を負いながらも敵を倒そうとする様子に疑問を抱き始めていた時……

ブツッ!!

突然、3つの画面の内、両端の2つの映像が途切れて画面が真っ暗になった。その出来事に観客達は響めきを上げた。

『なっ…映像が切れた!!』

『だけどまだ1つ映ってるぞ!!』

唯一、真ん中の画面だけが今もマリンフォードの戦場を映し出していた……もちろん、これは偶発的な事故ではなくセンゴクが海兵に命じて意図的に通信を切らせた物であった。
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