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ONE PIECE NOVEL -SHISHI BREAK STORY-
第04話 参戦
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「いたぞ!!報告にあった男だ!!」

「何としてでも討ち取れぇー!!!!」

センゴクが海兵からの報告を受けたのと同時刻、シシは処刑台からやや右に逸れた場所から広場に向かって移動していた。その道中に『黄猿』から連絡を受けたであろう部隊がシシの姿を確認すると、銃や刀を手に襲いかかってきた。

「どうやらうまくいったみたいだな…『鉄塊』!!」

俺は飛んでくる銃弾を鉄の甲殻まで固めた体で受け止め、さらに……

「くらえぇぇ!!!」

「『紙絵』!『獣厳』(ジュゴン)!!」

「ぐぉ!?」

刀で斬りつけてくる海兵の攻撃をヒラリと躱し、カウンターでCP9のフクロウが使っていたパンチを繰り出し、仕留めていく。

「な!?何なんだ!あの男は!!」

奇妙な技を使う俺に周りの海兵達が思わずたじろいでいく姿に俺は満足気に見ていた。

「六式はCP9が修得している物だからな…一部の海兵を除いては知らない奴もいるだろうな。しかし、まさか『黄猿』の奴も自分が利用されたなんて気付いてないんだろうな。」

俺はボソッと独り言を言った……なぜ、あの時に奴を仕留めておかなかったのか?その理由は単純明快、俺の存在をアピールするためだ。あの大将を退け、さらに能力をいくつも使えば海軍にとっては、包囲壁展開とパシフィスタによる追撃作戦に支障をきたす事になり、

もし今の段階で作戦を中止すれば、いずれは『白ひげ』が広場に上陸し、猛威を許すことになる…その前に俺をどうにかしなけばいけないと考えるだろう。

「(まあ、俺のこんな考えなんか成功確率の低い…というかすぐにバレるもんだと思っていたが、儲けものだったな)」

そう考えていると……

「来るな!!ルフィーーーーーー!!!」

エースの声が戦場に響き渡る……その後に『これは俺の問題だ』『おれにはおれの仲間がいる』などルフィの行動を責めるものばかりだったが、心の中では弟を道連れにしたくない…兄貴らしい事をしてやりたいという思いを秘めていることは誰の目にも明らかだった。しかし……

「おれは弟だ!!!!」

そう叫ぶルフィはどんどん敵を倒しながら進んでいく…その最中にセンゴクがルフィの出生を明らかにし、皆が驚く中、ルフィはさらに言葉を続けた。

「好きなだけ何とでも言えェ!!おれは死んでも助けるぞォォォォ!!!!」

ルフィは一度自分で決めた事は意地でも変えない…それを一番よく知っているエースは唇を噛んで俯いた。

「やめとけエース!!!ルフィは一度決めた事はやり遂げるまで止まらねえよ!!!」

「「「「「「「「!!」」」」」」」」

「!!あんたは……」

「シシ!!」

俺の叫びはルフィやエース、海軍
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